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職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
製品を保護・保存するため、各種の材料を用いて包装する。 包装のほとんどの工程は機械化・自動化されているため、作業員は機械の調整や包装資材などの補充を行う。 菓子の包装工程の例でみると、作業開始に向け各種の準備を済ませ、製造ラインがスムーズに進むよう確認する。包装資材を補充し、機械を作動させ、稼働状況を監視する。包装された製品の確認・点検を行う。仕上げ作業として段ボール詰めを行い、パレットに商品を積み、ハンドリフトを使って商品を倉庫に格納する。 製品包装の作業にはスタッカー、製品が入った包装資材等にフィルムを貼付するブリスター包装機や、重量を計測し金属などを探知するオートチェッカー、日付を印字するインクジェットプリンター、ケーサー等の梱(こん)包機等の機材が必要である。 仕事の流れの例をみると、包装作業を開始するにあたって、製品の状態を確認する。製品は固体、液体等様々であり、形状に合った包装が施される。固体の製品は、コンベアに流れてくる包装資材に置かれ、フィルムの貼り付け作業が行われる。液体の製品であればパウチ等への充填(てん)が行われる。オートチェッカーで製品重量の計測や製品内の金属探知を行い、安全を確認する。インクジェットプリンターで日付を印字、ラベルシール機でシール等を貼付し、外装の包装機で製品・商品の包装を済ませると小箱ケーサーで段ボール箱に封入し、封かん機を使いガムテープ等で箱を閉じる。パレットに一定量の箱を積み、ハンドリフトやフォークリフトを利用し倉庫に収納し作業を終える。 製品包装作業員は、充填を含む包装工程のコントロールを行うが、トラブルが発生した場合には必要な対応を行い、トラブルを解決する。生産中に製品に問題がないかサンプリング検査を行ったり、衛生管理の方法や作業手順の改善等を行うのも仕事である。生産終了後、機械の洗浄等を行う場合もある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 パレット、ハンドリフト、フォークリフト、スタッカー、ブリスター包装機、オートチェッカー、インクジェットプリンター、ケーサー、梱(こん)包機、ラベルシール機、封かん機
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グラフの目盛り
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。 入職者は高校や専門学校の卒業者が多い。 製品包装作業員として一人前と見られるには、入職後はOJTにより安全教育を受け、一連の機械の操作、仕組みを理解し、円滑な作業ができるようになることである。 関連資格として、民間の「包装管理士」がある。フォークリフトを用いる場合は「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要である。 機械の構造や仕組み及び製造に関する知識、製品・商品を詳細に確認する注意力が求められる。同じ作業の繰り返しを安全に行う集中力も必要である。作業を円滑に進めることができるコミュニケーション力も大切となる。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
勤務先は製品を製造しているメーカーの工場等であり、全国に広がっている。 雇用形態は正社員もいるが契約社員、パートタイマー、派遣社員が多い職場もある。 勤務時間は交代制のケースが多く、トラブル発生で作業が遅延した場合には残業が生じることもある。休日は週休2日制が原則となっている。 賃金は、正社員などは月給制だが、パートタイマーなどは時給制が多い。 人手不足が深刻化するなか、製品包装工程の機械化・自動化が一段と進んでおり、製品包装作業員の仕事にも変化が見込まれる。
製品包装作業員が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「製品包装作業員」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
製品包装作業員が属する産業(製造業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
製造業のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
電気機械器具製造業のグラフを見る 情報通信機械器具製造業のグラフを見る
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 製品包装作業員が属する産業(製造業)で検索ができます)
各数値の詳細解説ページはこちら
どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。