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職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
CDやDVDなどの音楽や映像ソフトを販売するCDショップで、仕入れ、展示・陳列、販売、イベント開催などを行う。 CDショップで取り扱う商品は、CDのほか、DVDやブルーレイ、さらには書籍や雑誌、イヤホンなどの音楽アクセサリー、アーティストに関連した商品など、幅広い。また、商品の販売だけでなく、CDの発売に合わせてインストア・イベントを開催したり、アーティストの握手会やミニライブを開くところもある。 仕入れでは、大量仕入れ・大量販売が可能なヒット商品や、実績がまだないアーティストの商品等によって買い入れる数量に差があるため、豊富な知識や情報に基づく適切な判断で在庫管理をすることが必要となる。このほか、コンスタントに売れつづけるクラシックや名盤カタログ商品などもあり、大型店では売れ行きだけにとらわれず、来店客のあらゆるニーズに応えるために様々なジャンルの商品を在庫として置くので、その補充についての適切な判断も求められる。 展示・陳列では、店舗に納品された商品を店全体のレイアウトを考えて陳列し、新譜や売れ筋商品などは手に取りやすいところにディスプレイする。販売では、来店客の求めに応じて商品に関する質問に答えたり、好みに合った商品を選択するためのアドバイスなどを行い、商品を購入してもらう。 販売促進のため、CDの特徴や聴きどころを書いたPOPを作ったり、そのCDの関連商品をいっしょに試聴機に入れて来店客に聴いてもらったり、新曲やコンサートなどの情報を独自に収集して商品と関連させた文章をSNSなどに投稿したりといったことも店員の仕事である。ショップによっては、店ごとにツイッターやインスタグラムなどのSNSアカウントをもって、SNS上でおすすめの音楽やアーティストを紹介している。売り場のコンセプトは店員が店長や地域ごとのスーパーバイザー等と相談して決めることが多い。 具体的な仕事を1日の流れでみると、出勤して服装を整え、朝礼をして前日からの引き継ぎやその日の特記事項を共有してから開店する。新譜の発売日は水曜日がほとんどなので、前日の火曜日が入荷日となる。このため、火曜日の午前中は、接客をしながら、バーコードリーダーを使った入荷処理、万引き防止のための防犯加工などの処理と、新譜を店頭に並べる品出しを行う。イベントがある日は、イベントのための設営、アーティストや来店客の誘導の仕事もある。商品探しのお手伝いなど接客やレジの仕事に加えて、商品陳列や店頭のクレンリネス(清潔さ)に不備がないかのチェック、POPや販促物のコメント書き、ポスター貼りやディスプレイの変更、店内BGMの変更、在庫管理、予約注文の受付などを行う。新人アルバイトに仕事を教えるのも仕事のひとつである。閉店が近くなると、レジを閉めて、翌日への申し送り事項をまとめ、月曜日の場合は翌日の新譜入荷の準備をして退勤という流れになる。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 バーコードリーダー、レジ、パソコン
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グラフの目盛り
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。大卒者もいるが高卒、専門学校卒でこの職業に就くケースもある。新卒採用も中途採用もあり、入職時の雇用形態も人によって異なり、入職の経路は様々といえる。 キャリアパスとしては、経験を積んでフロアやジャンルの責任者、副店長、店長といったコースを辿ることもある。5年から10年ほど経験を積んで、店長レベルの仕事がこなせるようになると、一人前と見なされる*。全員が店長を目指したルートを歩むのではなく、店長にならずに特定の音楽ジャンルのスペシャリストになったり、本社に異動する場合もあったりする。 音楽が好きで豊富な商品知識を持っていることや、来店客の求める情報に正しく応えられる能力が求められる。また接客業務であるため、礼儀・マナーをはじめとする好感の持てる接客態度も必要となる。各店舖には社員以上の数のアルバイト・パート社員がいるため、正社員には接客だけでなく人事管理能力も求められる。 *取材結果から
関連資格
関連する資格はありません
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
勤務先は、都市部の駅近くや、大型ショッピングセンターの中など、人が多く集まる場所に立地している。 賃金、労働時間等の労働条件は、勤務先の規定による。大規模商業施設に出店しているチェーン店や郊外型大店舗では、深夜まで営業している場合があるため交替制勤務をとっているケースがほとんどで、休みも交替で取ることになる。 正社員よりもアルバイトやパートの比率が高い。年齢的には、正社員は30代~50代が多く、アルバイトは10代から20代が多い。 残業は比較的少ないが、新譜入荷日の前日にあたる月曜日は、翌日の入荷に合わせて店舗レイアウトを変更するため、残業になることもある。 最近の傾向として、単なるCD販売のショップではなく、イベントを開催するなど「体験型」の店舗運営が増えている。また、レコードなどアナログの音楽ソフトを求めて欧米から訪れる観光客もいる。これらに対応するため、今後ますます店員の専門的な知識が重要になっていくと考えられる。
CDショップ店員が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「他の商品販売店員」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
CDショップ店員が属する産業(卸売業,小売業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
卸売業,小売業のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
小売業のグラフを見る
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 CDショップ店員が属する産業(卸売業,小売業)で検索ができます)
各数値の詳細解説ページはこちら
どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。