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職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
水産ねり製品を製造する。 水産ねり製品には、板付きかまぼこ、ちくわ、揚げかまぼこ、はんぺんやつみれなどのゆでかまぼこ、カニかまぼこやオードブルかまぼこなど様々な種類がある。製造工程は、魚肉の精製、らいかい、成形、加熱・冷却、包装、貯蔵・出荷に大別される。 精製作業は生鮮魚から頭、内蔵などを取り除き肉を分離し、水晒し、脱水を行い不要な成分を取り除き魚肉を精製する。冷凍すり身は、この精製作業ののちに冷凍したものである。製品の製造には、通常、冷凍すり身が使用される。 解凍した冷凍すり身や精製魚肉に食塩などを加えてすりつぶすらいかい作業は空ずり、塩ずり、本ずりに分かれている。いずれも原料をかくはん機でかきまぜる。空ずりでは、塩ずりの効率をよくするために魚肉の繊維を細かくし、塩ずりでは、食塩を添加してかまぼこ特有の弾力の基となるたん白質を抽出する。本ずりは仕上げずりともいわれ、調味料、でんぷんや水などを加えて味や弾力を整える。らいかい作業は、かまぼこの品質を決める重要な要素の一つであり、熟練工の監督の下に行われる。 成形作業では、成形機を使用して、板付け、ちくわ型などそれぞれのかまぼこの形に成形する。 加熱作業では、加熱機械を操作して、商品の形態ごとに焼き、蒸し、揚げ、ゆでなどを行う。加熱作業はらいかい作業と同様にかまぼこの品質を決める重要な要素の一つである。包装作業では、製品として出荷するため加熱冷却した後、包装機で商品を包装する。貯蔵・出荷作業では、完成した製品を冷蔵庫に保存し、注文により箱詰して出荷する。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 成形機、加熱機械、製造機械
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グラフの目盛り
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新卒者の採用では、高校の水産系・工業系・普通科、大学の食品加工関係学科や水産学部、短大の調理・栄養学科、専門学校の出身者が多い。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。 採用後に行われる研修内容は、一般的な知識や専門知識に関する研修、製造工程全般についての現場研修などがある。事業所によっては、営業などの経験を経てから、水産ねり製品製造の現場等本人の能力に適した部署に配属されるケースもある。 魚種や漁獲方法など原料魚に関する基礎知識や、製造機械に関する知識、食品衛生に関する知識などを習得する必要がある。 関連資格として厚生労働省の定める技能検定の「水産練り製品製造技能士」がある。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
水産ねり製品を製造する工場は沿岸部を中心に分布している。その多くは中小企業である。労働時間は1日8時間が標準であるが、春・秋の婚礼シーズンや年末などかまぼこ需要の多い時期には残業をする場合がある。梅雨期など需要の閑散期には、勤務時間が短くなることもある。 水を多く使う関係から冬期の作業環境は他の食品加工関係の作業場に比べると厳しいといえる。 小規模の工場では、原料のすりつぶしから包装までの製造作業を1人で行うこともあるが、通常は工程別にその担当者が作業している。大企業では、製造機械の一部をコンピュータで制御するなど製造工程の自動化が進められている。
水産ねり製品製造が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「水産物加工工」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
水産ねり製品製造が属する産業(製造業、卸売業,小売業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
製造業のグラフを見る 卸売業,小売業のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
食料品製造業のグラフを見る 小売業のグラフを見る
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 水産ねり製品製造が属する産業(製造業、卸売業,小売業)で検索ができます)
各数値の詳細解説ページはこちら
どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。