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職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
歯科診療所・病院において、治療器材の準備・片付けなどの診療の補助、外来患者の受付・会計などの事務に従事する。 歯科助手の仕事には、歯科医師や歯科衛生士の助手として診療を補助する業務と、窓口での受付・診療予約・会計など患者の応対や事務処理の業務がある。 診療補助業務に際して、医療資格を有しない歯科助手は法律上医療行為を行うことができないので、歯科医師の直接の指示のもとに、歯科ユニット(診療台)や治療器具・器材の準備・洗浄・消毒・滅菌・片付け、歯科材料(セメント、印象材等)の準備・管理、口くう(腔)内の唾液吸引等の業務を行う。歯科衛生士とは異なり、口くう内に直接触れる治療行為は行わない。患者を待合室から歯科ユニットに案内したり、診療を受ける姿勢が取れるよう介助を行ったりすることもある。 窓口では、来院者の受付・案内、予約や問合せへの対応、受診後の会計処理などを行う。診療報酬請求などの医療事務、カルテなど診療情報の管理を行う場合もある。 一般の歯科診療所などでは、診察室内での診療アシスタントと、窓口での来院者対応など受付事務の両方を担当することが多いが、それぞれの仕事のウエイトは職場によりさまざまである。経験を積むと、資材の在庫管理や発注、診療予約の管理、診療報酬明細書の作成などの事務も任されることがある。 また、訪問歯科診療に同行する場合には、診療補助のほか、訪問用の車の運転なども歯科助手が行うことが多い。 ◇よく使う道具、機材、情報技術等 歯科ユニット、歯科治療器具・器材、歯科材料、手袋、パソコン、事務処理ソフト
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入職に当たって必須となる資格や学歴はなく、未経験でも入職可能である。未経験者の場合、先輩の歯科助手や歯科衛生士などの仕事を見て、治療に用いる器具・器材・材料の名称や診療の流れなど基本的な知識を身につけながら診察室内の仕事に就くことが多い。 歯科診療や医療事務に関する一定の知識があれば仕事を進めやすいので、専門学校などの歯科助手コースや医療事務の講座を受講する場合もある。日本歯科医師会が基準を定め、都道府県歯科医師会が講習を主催する「歯科助手資格認定制度(甲種、乙種第一、乙種第二)」もある。 経験を積むと仕事を効率よく行うことができるようになるが、診療において歯科助手が行える仕事は歯科医師や歯科衛生士の補助業務に限定されるため、国家資格である歯科衛生士の資格を取得し、職域の拡大をめざす人もいる。歯科衛生士になるには、養成機関(修業年数は3年課程以上)を卒業して国家試験に合格し、免許を取得する必要がある。 歯科助手は医療行為のアシスタントを務めるため、歯科医師の指示を守り、手順の間違いなどが生じないよう、注意力と丁寧さが必要となる。歯科ユニットや器材に触れることが多く、感染対策も重要となるので、安全や衛生管理に対する意識も求められる。また、受診者と接する機会が多いので、コミュニケーション能力も大切である。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
就業場所は主に歯科診療所であり、都市部を中心に全国にわたる。就業者は女性が多く、年齢層は幅広い。正規職員だけでなく、パート・アルバイト雇用も多い。 労働時間は歯科診療所の診療時間に合わせて設定され、シフト勤務や変形労働時間制となっていることが多い。急患や治療が予定より長引いた場合などを除き、長時間の時間外勤務はあまりない。賃金は、時給に換算しておおむねその地域のパートの賃金相場に対応していることが多い。 歯科診療所の総数は大きく増える傾向ではないが、人口の高齢化に伴う訪問歯科診療の拡大など、診療形態が多様化している。介助が必要となる来院者へのきめ細かな対応なども求められるようになっている。また、歯科助手は比較的流動性が高い職種であり、今後も一定の求人が見込まれる。
歯科助手が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「歯科助手」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
歯科助手が属する産業(医療,福祉)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
医療,福祉のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
医療、教育のグラフを見る
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 歯科助手が属する産業(医療,福祉)で検索ができます)
各数値の詳細解説ページはこちら
どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。