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職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
特定の日時とルートで、あらかじめ決まった店舗や事業所等に車両で荷物を配送する。 配送と同時に配送先で容器、コンテナなどの回収も行う。 コンビニやスーパーへの商品の配送、メーカーの工場で製造した商品を物流会社の倉庫で保管して、メーカーの発注に応じて家電量販店等の送り先へ届ける配送、飲食店への食材の配送、クリーニング店を廻る配送、病院等へのユニフォーム等のクリーニング済み衣料の配送などがある。 コンビニへの配送の例でみると、配送先の店舗、配送時間が指定されており、夜間の配送がある。コンテナで店舗ごとの商品を運び、空になったコンテナは翌日受け取る。 仕事を1日の流れでみると、まず、乗車する車両の始業点検を行い、運転管理室で業務前点呼の後、健康状態とアルコールチェックを受ける。いつもの配送ルートに工事や通行止め等がないかを確認する。その日に運ぶ商品に間違いがないか、内容と個数を確認して、店舗ごとに分けて定型もの(コンテナに入れられた商品)と傘など不定型ものを車両へ積み込む。 冷蔵や冷凍のものを配送する場合は温度のチェックも行う。荷崩れしないように注意して積み込んだら、各店舗へ商品を配送する。配送先で荷物を降ろして、台車などを使って店内に搬入し、店の担当者から受け渡しサインを貰い、空箱、コンテナなど回収するものがあれば受け取ってトラックに積む。決まった配送先を廻った後、配送センターに戻る。その後、第2便の配送先へ向かい、第1便と同じ作業をこなし、その日に運ぶべき全ての商品を配送先に届け終えたら配送センターへ戻る。 業務報告を行い、配送日報(走行距離・配送先店舗等・配送先到着時間・配送完了時間・休憩時間等)を記入してその日の勤務を終了する。翌日の特記事項があれば確認する。なお、使用車両の清掃や点検を行う場合もある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 コンテナ、台車、2トントラック、普通自動車
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入職にあたっては、車両に応じた運転免許が必要である。例えば、コンビニ配送ではメインとなる2トントラックが運転可能な準中型自動車免許は必須である。学歴は特に問われない。 中途採用も多い。タクシー運転手などの経験者もいるが、同業他社間の移動が多い。 入社して最初の1カ月程度は、運行管理や安全衛生管理の教育を受け、指導員や先輩が運転する車に同乗して、店舗の地図や商品を置く位置、周りの道路環境が記載された社内マニュアルを見ながら、荷物の積み方や卸し方、配送ルート、店舗のスタッフへの対応などを実地で学ぶ。OJTも含めて、研修期間は1カ月から3カ月程度が一般的である。 キャリアパスとしては、ある程度の経験を積んだら、研修などを受けたり、運行管理者試験、安全衛生管理者試験を受けて、運行管理者となり、管理職へと昇進していく場合もある。 配送先への到着時間が定められていることが多く、時間に正確であることが重要である。商品の入ったケースを運ぶこともあり一定の体力が必要である。配送先のスタッフと円滑なコミュニケーションが重要であり、入退店時の挨拶、礼儀正しい言動やマナーがとれることも求められる。制服等を着用し、名札をつけるなど身だしなみも忘れてはならない。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
勤務先は運送会社、物流会社等であり、全国に分布している。配送拠点は配送先の店舗所在地を基準に、配送エリアの近くに設置されるのが一般的である。 ドライバーは正社員が多い。男性が多いが、女性ドライバーも増えている。年齢層は幅広く、慢性的な人手不足に悩まされている職業でもあり、経験のある高齢者も働いている。 勤務時間は、勤務先の規定によるが、夜間の配送がある場合が多い。週休二日ではあるが、土日が休みになるとは限らず交替で休日を取得する。 基本的には一人で乗務することが多いが、配送車両にはドライブレコーダー、無線、GPS、車載カメラなどが搭載され安全確保に配慮されている。
ルート配送ドライバーが属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「ルート配送員」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
ルート配送ドライバーが属する産業(運輸業,郵便業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
運輸業,郵便業のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
運輸業、郵便業のグラフを見る
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 ルート配送ドライバーが属する産業(運輸業,郵便業)で検索ができます)
各数値の詳細解説ページはこちら
どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。