ページ内移動リンク
職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
自動車製造に関する企画、設計・開発、実験、生産ラインにおける工程の管理と生産従事者への技術的な指導・監督を行う。 新車を開発するケースでは、デザイン設計から試作車の作成まで仕事が多岐にわたるので、開発プロジェクト担当の責任者が、デザイナーと打ち合わせ、協力してデザイン・スタイルを決定し、全体の設計をしていく。全体の設計案が固まれば、各部品の設計図面を作成し、シミュレーションを行うなど各部分をチェックする。 開発チーム内では、量産化に備え様々な工夫や製造手法を検討し、結果を反映した図面を作成する。その後、試作車を製造し品質、性能のチェックを念入りに行う。細部の調整・修正が終われば、新車の量産体制に入る。 仕事を流れでみると、チーム内メンバーとのミーティングを行って、その日の仕事内容を確認・共有する。新車の開発にあたっては、3D-CADを用いて設計案の作成を行っていく。次いで、担当デザイナーを交えてデザインを企画・立案する。開発チームのメンバー全員で業務の進捗状況について情報の共有化を図る。製造工程などのミーティングを行い、計画に問題があれば修正し結果を確認する。全工程に問題がなければ生産体制に入る。さらに、自動車製造工程の管理、生産従事者への技術的な指導・監督を行う。製造工程に問題が生じた場合には解決にあたる。出来上がった車のテスト走行の結果、不具合等がないかの状況を把握する。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 3D-CAD、表計算ソフト(Excel、スプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン
掲載している職業情報について(ご意見募集など)
[ 動画 ]
グラフの目盛り
データはありません
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新卒で入職する場合、機械、電気・電子、化学、物理、数学、情報工学を専攻している場合が多い。中途採用は、自動車関連産業もしくは同業の自動車メーカーからの転職者が多い。 入職後は自動車メーカーの研究開発部門に配属され、プロジェクトチーム内で担当分野ごとに企画、開発と実験を重ねていく。工場への配属を経て大規模な生産ラインを担当し生産拠点の責任者となる場合もある。 関連資格としては民間の「CAD利用技術者」などがある。 何よりも先ず、自動車への強い関心と興味があることが大前提である。配属先では報告書、マニュアル、設計基準、規格を記述し、理解するための論理的思考力や自らの考えを率直・的確に伝えられるコミュニケーション能力が求められる。また、他社メーカーの新車情報の収集力に加え、新しい技術やデザインの流行等にも常に関心を持つことが重要である。自動車の設計やデザインに関してのセンスも必要とされる。構造・デザインなどに新規性を打ち出す発想力や創造力も重要である。その上で、シミュレーション実験などで使用される大型コンピュータやCADを使いこなす経験とスキルが求められる。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
勤務先は自動車メーカーであり、就業する地域は自動車メーカーが集中する関東、中部、中国地域に多い。 就業者は30代から50代が中心であるが、年齢層は幅広い。雇用形態はほとんどが正社員で、賃金は月給制が基本である。業務の進捗に遅れが生じたり、リコールなどが発生すると、問題が解決するまでは残業が多くなることもある。休日は、原則週休2日制が採られている。自動車メーカーのグローバル化により海外勤務というケースもある。 自動車関連産業は今、100年に一度の変革期を迎えているとされ、CASEと言われる4つの技術・サービスが話題となっている。これは、車自体が通信端末を内蔵しインターネットを活用し車外と情報を交換(C:コネクト)したり、自動車の自動運転技術(A:オートマティック)や自動車の共有化(S:シェアリング)と電気を動力として走る電動化技術(E:エレクトロニック)のことである。こうした業界動向を受けて、自動車技術者の仕事も変化が起こることが予想される。
自動車技術者が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「自動車開発技術者」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
自動車技術者が属する産業(製造業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
製造業のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
自動車・同附属品製造業のグラフを見る
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 自動車技術者が属する産業(製造業)で検索ができます)
各数値の詳細解説ページはこちら
どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。