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職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
医師の指示のもと、人工呼吸器・人工透析装置・人工心肺などの生命維持管理装置の操作を行うほか、多種にわたる医療機器の保守点検・管理を行う技術者である。 臨床工学技士の代表的な業務としては、人工呼吸器の作動確認をする呼吸治療業務や体外循環装置の操作や点検をする人工心肺業務、血管治療に伴う穿刺や人工透析装置の操作をする血液浄化業務、手術室の機器操作や管理を行う手術室業務などのほか、医療施設の様々な分野で使用される医療機器を、安全に使用できるようにまた、機器の性能が維持できるように保守・点検をする医療機器管理業務などを行っている。あらゆる医療スタッフが使いやすい機器を他職種と連携して選定し、いつでも安心して使用できるように点検・整備を行い、故障に対しては速かに修理する等医療機器のトータルケアを担当し、そこには医療に必要な工学的知識が要求される。 生命維持管理装置、人工透析装置や人工心肺装置等は、操作を誤ったり故障したりすると生命に直接かかわる重要な装置でるため、その取扱いには細心の注意を払う必要がある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 パソコン、医療機器(人工呼吸器、人工透析装置、体外循環装置、人工心肺装置等)
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臨床工学技士国家試験に合格し、厚生労働省医政局医事課試験免許室に申請することによって臨床工学技士名簿に登録が行われ、厚生労働大臣による免許が発行される。受験資格を得るためには、高校卒業後、臨床工学技士養成校で専門教育を3年間受けるほか、医療系(医師、看護師、その他の医療技術職)の学校や医用工学系の大学で必要な専門科目を履修したうえで1~2年の短期コースを修了するか、大学で指定科目を修了して卒業することでも受験資格が得られる。 また、国家資格を取得した臨床工学技士に対し、関連学会が独自に行っている透析技術認定士、体外循環技術認定士などの学会認定資格制度もある。これは臨床工学技士がより高度で専門性の高い業務に従事できるための能力の向上と、よりよい医療サービスを目指したものである。生命にかかわる仕事であるため、異常事態が起きた時、冷静沈着な対応が要求される。絶えず慎重に仕事を行い、細心の注意を払うことが必要である。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
多くは人工透析を行う総合病院やクリニックに勤務している。人工心肺装置が必要な分野や人工呼吸器や麻酔機を扱う手術室・ICU(集中治療室)分野などでも働いている。そのほか、機器の保守管理を専門に行う人や、医療機器メーカーに勤めている人もいる。 地域的には、全国各地域で就業しているが、高度医療を担う大きな病院があるところに多く集まっている。男女比では男性が大半であるが、女性が増えつつある。 勤務体制は、緊急手術や人工透析などに対応するため、交替制で夜間・休日の勤務をすることもある。特に人工透析の場合は、仕事など社会活動を行っている患者のために夕方5時以降も透析できる施設もあり、昼間と夜間のシフト制を採用している場合もある。 人工透析の技術者の需要は、慢性腎疾患への治療の普及とともに増加してきた。今後も、各種の生命維持管理装置の開発に伴って高度の医療を求める患者が増加し、また、機器の高度化とともに、安全管理・信頼性管理も更に重要な業務となる。
臨床工学技士が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「臨床工学技士」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
臨床工学技士が属する産業(医療,福祉)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
医療,福祉のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
医療、教育のグラフを見る
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どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。