ページ内移動リンク
職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
医師又は歯科医師の指示の下に、主に医療機関で臨床検査とよばれる検査を行う。 臨床検査には、患者の体から血液、尿、組織の一部などを取り出して行う「検体検査」と、体の表面や内部を検査する「生体検査」の2種類がある。検査結果は、正しい診断と効果的な治療を行うために重要な情報となる。 検体検査にはいくつもの分野がある。たとえば、患者の血液、尿、便などからそこに含まれる細菌、ウイルスなどを調べ、病気の原因となる微生物を探し出す。また、血液中に含まれる酵素、脂質、腫瘍(しゅよう)蛋白、ホルモン等を分析して健康の状態や病気を調べる検査もある。遺伝子分野などにも仕事の範囲が広がっている。 生体検査では、体の表面や内部の状態を、人体に測定器を付けて計測し、データをとる。たとえば、心電図で心臓の機能を検査したり、脳機能の状態を脳波計でとらえたり、腫瘍の診断のために超音波診断装置を用いて画像を記録する。 規模が大きく検査技師の多い病院や診療所では、より細かく専門分化が行われている。規模が小さいところでは、1人の検査技師がいくつかの部門の検査をかけ持ちで行っている施設もある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 医療機器(心電図、脳波計、超音波診断装置等)
掲載している職業情報について(ご意見募集など)
[ 動画 ]
グラフの目盛り
臨床検査技師国家試験に合格して免許を取る必要がある。 国家試験は年1回行われ、臨床検査技師養成所(大学・短大・専門学校)を卒業した者、大学の獣医学部、薬学部で厚生労働大臣の指定する科目を修めた者、大学の医学部、歯学部を卒業した者が受験できる。 免許取得後、新規採用の場合は、学校のあっ旋で就職することが多く、転職の際には、就職情報サイトなどのほか、日本臨床衛生検査技師会が行っている無料職業紹介所や出身学校の紹介、学会誌などの求人広告を介して再就職する。 臨床検査技師は、血液の採取や生理学的検査では直接患者と接する医療行為を担当し、また、患者の生命にかかわる正確さを要求される作業に携わることから、検査を行う際の慎重さ、冷静な判断力、責任感と忍耐力が必要である。医療の高度化、成人病予防検診の普及などによる臨床検査の量や種類の増大、扱う検査機器の高度化、多様化が進む中、常に知識、技術の修得、研鑽が求められる。 基礎医学の知識にはじまり、機器の扱い、統計的知識も重要となる。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
臨床検査技師の多くは、病院や診療所、臨床検査センターなどに勤務している。臨床検査センターでは、1日の中で検査・分析の仕事の占める割合がほとんどだが、病院や診療所では、患者への検査対応、検査スケジュールのミーティング、医師・看護師への検査結果の報告、臨床検査センターへの注文等検査・分析以外の仕事も多い。また、医学・衛生関係研究機関、製薬会社、保健所などで働いている人もいる。 就業者は女性の占める割合が高い。 勤務時間は、一般的には日勤であるが、検査技術の専門化と医療機関の緊急検査等に備えた休日・夜間待機体制の普及により、休日出勤や夜間当直のある職場もある。 臨床検査の作業は、ほとんど1日中座ったまま患者や機器、検査材料に向かって仕事をする。検査材料や薬品の管理にも注意する必要がある。
臨床検査技師が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「臨床検査技師」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
臨床検査技師が属する産業(医療,福祉)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
医療,福祉のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
医療、教育のグラフを見る
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 臨床検査技師が属する産業(医療,福祉)で検索ができます)
各数値の詳細解説ページはこちら
どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。