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スマートフォンで利用するアプリを開発する。 スマートフォンのアプリはダウンロードしてインストールする「ネイティブアプリ」と、スマートフォンからブラウザで使用する「Webアプリ」がある。また、この両者を組み合わせた「ハイブリッドアプリ」もある。 具体的にはスマホ利用者のニーズやシーズ、アプリのトレンド等を考え、アプリの企画を検討する。企画内容を決めるにあたっては、競合するものや類似のアプリ等がないか調査も行う。顧客からアプリ開発を受託し、その企画を検討する場合もある。いずれの場合も、企画から要件定義を行い、画面や機能を設計し、アプリを制作する。 開発が完了するとアプリを様々な側面から評価するテストを設計する。テスターがテストを行い、バグが見つかればプログラマーと協力して修正を行う。リリースに向けてユーザに実際に使用してもらうこともある。 開発ではパソコンが使われる。スマートフォンのOS(オペレーティングシステム)はAndroidかiOSであるが、それぞれに対応した幾つかの開発環境がある。開発のためのプログラミング言語には様々なものがあるが、プログラミングすることなく簡単なアプリを開発できるツールも用意されている。 スマホのOSが新しくなると、開発したアプリもバージョンアップの対応をしなければならない。 スマートフォンのアプリは少人数のチームで開発する場合が多い。開発段階では、定期的に開発チームでミーティングを行い、進捗状況等を共有し、作業を進める。バグの修正方法もミーティング等を通して解決策を見いだす。開発に必要な新しい技術的な情報をインターネット等で調査する場合もある。日々の作業状況は日報を作成し開発チーム内で共有する。 会社の規模にもよるが、受託の場合は、営業的な仕事を兼ね、見積もりを作成することもある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 スマートフォン、OS(オペレーティングシステム:Android、iOS)、プログラミング言語(Swift、Java、Kotlin、C言語、Ruby) 、パソコン、表計算ソフト(Excel、スプレッドシート等)、SNS
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タスク(職業に含まれるこまかな仕事)
仕事の内容
グラフの目盛り
スキルレベルごとのタスク
※厚生労働省が2023年度に実施した委託調査結果に基づき掲載(結果の概要はこちら)
入職にあたって特に学歴や資格は必要とされない。専攻は特に問われない。学校卒業後、就職する場合もあるが、20~30代は他業種からの中途採用者も多い。 スマートフォンのOSであるAndroidかiOSに対応した開発環境、また開発のためのプログラミング言語Swift、Java、Kotlin、C言語、Rubyなどを使いこなすスキルが求められる。また、スマートフォンが家電や車と連携するようになりセキュリティが重要になっている。 関連する技術、関連する情報は変化が激しいため、研究会や交流会に参加したり、ネットで講演会を視聴したり、SNS等でも最新の情報を収集する必要がある。 周辺技術も含め、関連する資格を取得する者もいる。経験を積んでマネジメントの仕事に就いたり、フリーランスになる場合もある。 UI (User Interface)の設計ではデザインセンスや色彩感覚が求められる。利用者のニーズ、シーズを的確にとらえる理解力も必要である。マーケティングの知識や市場のトレンドを理解し、それを企画書に反映させる力も問われる。 簡単な開発であれば誰でも使えるような開発環境も広がっており、アイディアや独創性が求められる。
関連資格
関連する資格はありません
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
勤務先は、スマホアプリを開発する企業である。職場は都市部が多いが、打合せをオンラインで行い、在宅勤務(テレワーク)や郊外の事務所で仕事をする場合もある。 就業者は、男性の比率が高い。年齢層は20~40代がほとんどである。 雇用形態は、正社員の他、パートタイマーやフリーランスで働いている者もいる。 賃金は、正社員は月給制、パートタイマーは時給制が一般的である。フリーランスは案件ごとに契約する場合が多く収入に変動がある。 労働時間は、フレックスタイム制やフリータイム制も採用されている。アプリのリリース前などは残業が増える。 人材確保が課題となっており、未経験者を採用して育成する企業、また、テレワークや副業等、より柔軟な働き方を認める企業も増えてきている。 スマートフォン利用が広がる中、様々なアプリが開発されている。個人が使う情報機器のメインがパソコンからスマートフォンに移っており、家電や車までスマートフォンと連携するようになっている。音声で応答するスマートスピーカーも広がっており、開発方法が類似していることから、このアプリ開発を行う者もいる。このようにアプリ開発には大きな需要が見込まれる。
ソフトウェア開発(スマホアプリ)が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「ソフトウェア開発技術者(WEB・オープン系)」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
スキルレベル別給与データ(年収)
※厚生労働省が2023年度に実施した委託調査結果に基づき掲載(結果の概要はこちら)
〈設計・構築〉
ITSSレベル1~2
ITSSレベル3
ITSSレベル4
ITSSレベル5以上
〈ソフトウェア開発スペシャリスト〉
ITSSレベル1~2
ITSSレベル3
ITSSレベル4
ITSSレベル5以上
※金額は第一四分位から第三四分位の範囲を表しています。
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
ソフトウェア開発(スマホアプリ)が属する産業(情報通信業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 ソフトウェア開発(スマホアプリ)が属する産業(情報通信業)で検索ができます)