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列車に乗務し、乗客が目的地まで安全・快適に乗車できるよう各種のサービスを行う。 所属する車掌区に出勤し、列車の運行など連絡事項を確認する。点呼を受けた後、乗務する列車の時刻表、車内できっぷを発行する機械(車内補充券発行機)、つり銭などを用意し乗務する列車に向かう。 列車の到着駅や乗り継ぎ案内などをし、旅客の乗車券・特急券の有無などを確認する。乗客から行き先の到着時刻や乗換駅などに関する問い合わせがあれば、それに対応する。車内補充券発行機で乗車券を発券し、精算するのも車掌の役割である。 この他、運行中は車内の冷暖房装置を操作し、温度調節も行う。駅に到着すると、所定の場所に停車したのを確認してドアを開け、旅客の乗り降りと運転時刻を確かめてドアを閉め、運転士に出発合図を出す。その際、乗降に補助を要する乗客や乗客の荷物や衣服がドアに挟まれないよう十分に安全に注意を払う。 万が一事故が起きた際には、被害を最小限にくいとめるよう、運転士とともに旅客の誘導や救出を行い、運行司令室へ連絡し指示を仰ぐ。また、関連する列車を緊急停車させなければならない事態が発生した場合などにも適切な措置を取る。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 車内補充券発行機
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タスク(職業に含まれるこまかな仕事)
仕事の内容
グラフの目盛り
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後に鉄道会社に入社して駅務員を一定期間経験した後に、社内で車掌になるための試験を受けるのが一般的となっている。車掌として適格かどうかを判定する身体検査や運転適性検査、業務知識の筆記試験がある。 車掌になった後は、働きながら乗客の接遇や異常が生じた時の対応について経験を積む。定年等で退職するまで車掌をつとめる場合もあるが、車掌として経験を積んだ後、運転士になる者もいる。社内の試験を受けて、車掌・運転士を指導監督する助役や区長、駅長になることもある。 常に乗客と接するため接客は重要である。また、異常事態が発生した場合に冷静かつ適切に判断し行動できることも求められる。
関連資格
関連する資格はありません
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
全国各地の鉄道に乗務しているが、鉄道路線が多い大都市圏に就業者が多い。 列車はダイヤにしたがって一日中運行されているため、夜間及び早朝に勤務することもある。遠距離の鉄道路線では宿泊を伴う勤務もあるが、この場合、交替で対応に当たる。給料は月給制、休日は交替で取ることになっている。 就業者は男性が多いが、最近は女性も増えている。 時代に合った鉄道のサービス形態が多様化するにつれて車掌の役割も変化しており、地域によってはワンマン運転の拡大が進み、車掌の乗務がなくなった路線も増えている。列車運行の一部若しくは全てを自動化するシステムを導入している路線もある。また、最近ではこれまでの路線での自動運転に向けた開発や試験も進められている。
鉄道車掌が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「車掌」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
鉄道車掌が属する産業(運輸業,郵便業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 鉄道車掌が属する産業(運輸業,郵便業)で検索ができます)