グラフの目盛り
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
かん詰食品、びん詰食品、レトルト食品を製造する。 かん詰は食品をかんに密封し、加熱殺菌することによって長期間、常温で保存することができる。この原理は、びん詰やプラスチックを使ったレトルトパウチ、レトルト食品などにも応用されている。 かん詰、びん詰、レトルト食品の製造にあたっては、原料の受入、洗浄、調整、調理、容器充填、密封、加熱殺菌、冷却、箱詰、出荷などの工程があり、その一部を担当、他の工程担当者と協力して作業する。中でも容器密封と加熱殺菌は最も重要な製造工程となっており、専門的知識と技術の習得が必要である。密封では容器の種類によって、二重巻締機(かん)、キャッパー(びん)、ヒートシール機(レトルトパウチ)などの機械操作が必要となる。加熱殺菌もレトルト(殺菌釜)の操作と、殺菌に関する基礎知識が求められる。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 二重巻締機(かん)、キャッパー(びん)、ヒートシール機(レトルトパウチ)
[ 動画 ]
タスク(職業に含まれるこまかな仕事)
仕事の内容
グラフの目盛り
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後、つけ物製造会社などに入る。関連する学科として農業科、食品科、栄養科などがある。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。 食品の安全性や品質に関しての理解や、機械取扱い、特に、容器密封機械や加熱殺菌機械を担当する場合は技術と知識が必要である。これらの習得は学校や職場での経験を通しても可能だが、日本缶詰協会が「主任技術者資格認定制度」として実施している殺菌管理、巻締管理、品質管理、HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point:危害分析重要管理点)管理などの講習会によっても習得できる。講習会を受講し、試験に合格すると当該資格が与えられる。
関連資格
関連する資格はありません
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
作業の機械化が進む一方、製造品目によっては原材料の選別、調理、充填などに手作業が必要な場合がある。原料となる農産物、水産物などは原料の収穫や漁獲に対応した季節生産が特徴で、繁忙期には多くの臨時作業員やパートタイマーの作業員を採用し、残業やシフト制で対応している企業もある。冷凍の貯蔵原料を使うこともあって、製造の通年化が図られている品目もある。 かん詰産業は生産地に直結した産業で、品目によって異なるが、全体としてみると全国的に工場が存在する。農産物では農村部と山間部、水産物では漁獲水揚される漁港に近接して工場が多いのが特徴である。
かん詰・びん詰・レトルト食品製造が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「保存食品・冷凍加工食品製造工」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
かん詰・びん詰・レトルト食品製造が属する産業(製造業、卸売業,小売業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 かん詰・びん詰・レトルト食品製造が属する産業(製造業、卸売業,小売業)で検索ができます)