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メイクアップやヘアセットの技術を駆使して、個性やイメージを表現し、人をより美しく演出する。 雑誌・広告物などの印刷物、テレビ番組やコマーシャル・映画などの映像、ファッションショーで、登場するモデルや俳優、出演者のメイクアップやヘアセットを行う。 まず、制作会社や編集者から仕事の依頼を受けると、絵コンテなどの企画プランから、どのようなメイクが求められているか、といったイメージをつかむ。必要に応じて、ディレクターやスタイリストと打ち合わせをし、確認をとるなどして仕事の概要を把握し、必要なメイクアップ道具、化粧品類、ヘアアクセサリー類などを準備する。 仕事の当日は、モデルや俳優が衣装合わせを済ませた後、メイクアップを始める。モデルが気持ち良く撮影に入れるよう、リラックスした雰囲気づくりを心掛け、与えられた時間内に仕上げて、カメラマンやディレクターに確認してもらう。要求されたイメージを作り上げられるように、様々な仕上げ技術が必要となる。ヘアセットとトータルで仕上げる場合が多い。 演出や撮影の邪魔にならない場所で常に待機し、モデルの顔が汗ばんだり、髪形が乱れたりしたときにはタイミングを見て直すのも重要な仕事となる。終了後は、モデルのメイクを落とし、ヘアを元に戻す。
[ 動画 ]
タスク(職業に含まれるこまかな仕事)
仕事の内容
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入職にあたっては、美容師の免許が必要となる。 美容師になるには、都道府県知事指定の美容師養成施設昼間・夜間課程の通常課程は2年以上(修得者課程は1年以上)、通信課程の通常課程は3年以上(修得者課程は1年6月以上)で美容師になるために必要な知識・技能を修得・卒業し、美容師国家試験に合格しなければならない。合格後、美容師免許申請をすることで美容師免許証が交付される。 2018年4月より、一部の養成施設では理容師免許の有資格者を対象に「修得者課程」が設けられている。修得者課程は履修課程の大幅な減免や履修期間が短縮されており、美容師の資格が取得しやすくなっている。 初めはメイクを受注する美容室、プロダクション等に勤務する場合がほとんどで、そこで何年か経験を積み、独立する(フリーになる)ケースもある。2~5人ぐらいのメイクアップアーティストが一つの事務所(プロダクション)をつくるケースや、フリーのメイクアップアーティストの下でアシスタントを勤めた後、独立する例もある。 言葉づかいや礼儀、対人関係に気を配り、顧客からの信頼を得ることも求められる。トレンドに敏感であることや、技術や芸術的センスを磨く努力も必要となる。撮影が早朝や夜間に及び、屋外の炎天、寒冷の中での仕事という場合もあるため、体力、健康管理も大切となる。
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
職場は、雑誌などの仕事を手掛ける美容室、ヘアメイク専門のプロダクション等である。 経験を積んでフリーになったり、数人で小さな事務所をつくる場合もある。 就業者は女性が大半を占めているが、有名なメイクアップアーティストとして活躍する男性もいる。給与については、美容室に所属する場合は、勤務先の規定による。プロダクションに所属する場合は、月給と歩合制を合わせた形をとっている場合が多い。フリーの場合は、契約した仕事量や内容によって報酬が支払われる。給与や報酬の額は、個人の経験や実力、ロケーションの場所、拘束時間、モデル数など条件の違いにより異なる。 労働時間や休日・休暇については、撮影スケジュールに左右されるため、不規則になることが多い。スタジオ撮影で仕事が夜間に及ぶ場合や海外ロケーション等もある。 仕事は基本的に受注によるため、需要は景気の動向に左右される部分が大きい。
メイクアップアーティストが属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「美容師」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
メイクアップアーティストが属する産業(生活関連サービス業,娯楽業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 メイクアップアーティストが属する産業(生活関連サービス業,娯楽業)で検索ができます)
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