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職業について、内容、就労する方法、求められる知識・スキルや、どのような人が向いているかなどが総合的にわかるサイトです
国・地方自治体・会社・社団法人・財団法人等の法人組織において、総務課(課相当を含む)の業務を管理・監督する仕事に従事する。組織によって課や職位の名称が異なる場合があるが、ここでは、一般的に総務課長といわれる職業について記述する。 総務の仕事とは、主に文書の分類・整理・管理、法令関係への対応、社内外の広報、建物・施設などの資産管理、株式関連などの組織全体の運営に関するものをいう。上位の方針を踏まえ、組織内の意識改革、環境対策などのCSR(企業の社会的責任)推進や、リスクマネジメントの企画立案を行う場合がある。株主総会の招集・運営、資料の準備、議事録作成のほか、社内規程の策定・改定などで中心的な役割を果たすことが多い。また、ホームページをはじめ情報システム管理の担当部署となることもある。システムの維持・管理に加え、ウェブ会議の拡大により、そのシステムの管理を総務課が行っているケースも増えている。また、一定の期間に集中的に行う業務としては、役員会・委員会などの会議の開催と資料の準備などの統括がある。 このほか、総務課長は日常的に、備品や消耗品の管理、文書管理、社内設備や情報システムのメンテナンスの手配、社用車(公用車)の管理、役員への対応、内外からの問い合わせや苦情への対応、慶弔関連行事の手配、宅配便や郵便物の発送・仕分け・配布など、多岐にわたる総務課の業務を統括する。また、管理職として、部下への業務の分担、業務上の指導・承認、勤務状況の把握や人事評価を行う。こうした管理的な仕事を行いつつ、部下と分担して直接総務事務に携わっている場合もある。 さらに、職員住宅の入居・転出の管理、健康診断の実施の周知、福利厚生で利用できる施設の利用受付、労働安全衛生委員会の開催、産業医と社員の面談のセッティング、防災訓練や交通安全運動への参加の際の警察・消防との調整、社内報の作成、地域での他社・経済団体などとの懇親会の開催、ボランティア活動の周知などで統括的な役割を果たすこともある。 その他、他が所掌しない業務を受け持つことがある。一般に総務の仕事とされる業務は幅広く、組織によって複数の課で担当し、総務課以外の名称が用いられることもある。 ◇よく使う道具・機器やソフト パソコン、プレゼン用資料作成ソフト(Power point等)、表計算ソフト(Excel等)、オンライン会議用システム、労働関係法令、会社関係法令
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グラフの目盛り
特定の学歴や資格は必要とされない。 新卒採用・中途採用のいずれの場合でも、初職から一貫して総務課の配属であることは少ない。さまざまな部署の業務に関する知識を持っている方が業務の遂行を円滑に進める力になるとされており、他の部署での経験を積んでいる人が多い。製造業においては、工場などの現場の経理や庶務を経験したうえで、本部の総務に配属されるケースが多い。 総務課で一定年数の経験を積んだのち、係長・補佐等の中間管理職を経て課長に昇進することが多い。 管理職へ昇進する際には、セクハラやパワハラ研修などの社内コンプライアンス遵守に関する研修や部下の能力評価などの人事労務管理に関する研修、リーダーシップの発揮や部下のサポートの仕方、より良好な組織風土の作り方の研修等の何らかの管理職研修を受ける場合が多い。 所属組織から取得を求められることが多いのは衛生管理者の資格である。そのほかに取得しておいた方が好ましいとされる資格には、防火管理者がある。 仕事を進めるうえで必要な知識は、仕事をしながら身につけていくものがほとんどである。会社法、労働安全衛生法、消防法、立地する自治体の条例などに関する知識も、担当した業務において必要が生じたときに得れば良いとされることが多い。 業務遂行上求められる能力・資質は、相手の意見を正確に把握し自分の意見を的確に表現できるコミュニケーション能力、役員から一般社員まで幅広い層の意見を受け止めながら実務を進める調整能力、複数の仕事を並行してこなすことのできるスケジュール管理能力、臨機応変な危機管理能力などである。
関連資格
関連する資格はありません
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
勤務地はほとんどが本部(本社)、支部(支社)などのオフィス内である。 突発的な事故・災害時には出勤を求められることがある。また、役員会や株主総会の準備、大幅な人事異動がある時期の事務処理(特に職員用住宅の入居・転出の管理を担当している場合)、オフィスの増改築工事の立ち合いなどで、通常の勤務時間外や休日に出勤しなければならないことがある。 内外からの問い合わせに対応する必要などから、総務課には、通常の営業時間内は常に誰かがいる状態が求められる。しかし、新型コロナウイルス感染予防対策を機にテレワークが進み、会議等もウェブで行われる比率が上昇している。課長も在宅勤務をする機会が増えている。
総務課長が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「会社管理職員」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
総務課長が属する産業(建設業、製造業、情報通信業、金融業,保険業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
建設業のグラフを見る 製造業のグラフを見る 情報通信業のグラフを見る 金融業,保険業のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
建設業のグラフを見る 食料品製造業のグラフを見る 繊維工業のグラフを見る 化学工業のグラフを見る 鉄鋼業のグラフを見る 非鉄金属製造業のグラフを見る 電気機械器具製造業のグラフを見る 情報通信機械器具製造業のグラフを見る 情報通信業のグラフを見る 金融業、保険業のグラフを見る
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 総務課長が属する産業(建設業、製造業、情報通信業、金融業,保険業)で検索ができます)
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どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
どのようなアビリティがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のアビリティと比較することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
この職業ではどのような点で満足感を得やすいかを表しています。あなたが重要だと思う価値観について満足感を得やすい職業かどうか確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。
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