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建築用コンクリートブロックをモルタルや鉄筋を使って積み上げ、壁や塀(へい)・建物などを造る。 建築用コンクリートブロックは、空洞ブロック、型枠状ブロック、化粧ブロックなどに分けられる。 ブロック工事は、建築工事の中では大きな道具を使わない方である。作業場所の移動もあるが、取り扱う材料も比較的小型なので小回りがきく。 作業はまず、必要な量の建築用コンクリートブロック、砂、セメント、鉄筋などを所定の場所まで運ぶ。次に、ブロック積上げの所定の位置を明示する線(墨)を確認し、基礎を造り、ブロック用の遣り方を堅固に建て、水糸を張る。セメントと砂(1:2.5~3)を水で適当な硬さに練り合わせてモルタルをつくり、鏝(こて)や鏝板などを使ってコンクリートの基礎に塗り、高さの調整などを行う。鉄筋を配したコンクリート基礎の上に、順次モルタルで調整、空洞部へモルタルを充填(てん)し、計画通りの段数ごとに横鉄筋を配しながら、最下段から一段ずつ積む。積み上げにあたっては、あらかじめ決められた割付け(遣り方)に従い、糸の先に逆円錐形のおもりを垂らした水糸(下げ振り)を張り、ブロック端部(たんぶ)が垂直になるよう順次、上方に積み上げて行く。 ブロック積みが終わるとモルタルのほど良い硬化を待ち、刷毛(はけ)などを使って、ブロックを水洗いし汚れを落として、目地(めじ)部モルタルを仕上げる。仕上げには、ブロックの仕上げそのものを見せる「化粧積み」と、ブロックの上にモルタル塗りやタイル張りなどを施す「下地積み」があり、前者の場合には目地をモルタルで美しく仕上げる「目地ごしらえ」という工程が加わる。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 水糸、鏝(こて)、鏝板、刷毛(はけ)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。 学校卒業後、ブロック工事会社に就職し、見習の仕事から始めて徐々に仕事を覚えていくのが一般的である。公共職業訓練校で養成訓練を受けてから入職するケースもある。 ブロック積みは技能が重視される仕事で、比較的少人数で行う工事なので、技能を身につければ早期に独立することも可能である。始めてから3年くらいで独立する人もいる。 ほとんどが手仕事で、細かく神経を配る必要があり、またある程度の重量物を連続して持ち運びできる体力も要求される。 関連する資格として、厚生労働省の技能検定「ブロック建築技能士」、関係団体の「建築コンクリートブロック工事士」がある。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の訓練等の期間(学歴を除く)を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業で実際に働いている人が必要と考える入職前の実務経験の期間を表します。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業に就いた後に、周囲から特別なサポートが無くても他の一般的な就業者と同じように働けるようになるまでに必要な期間を表します。あくまで一般論ですので、職歴等により差があります。
ブロック工事の事業者は中小企業が多く、自営業主や家族従業員が多いのが特徴である。働く場所はビル工事を中心に、共同住宅、一戸建住宅、店舗、倉庫、工場など各種の建築工事現場である。 賃金は施工した仕事量に応じて支払われる出来高制が多く、所得は各人の技能によって大きく異なってくる。このため、能率を上げて仕事をすれば時間的なゆとりもできる。 労働時間は、午前8時始業で午後5時終業というケースが多いが、現場の立地条件や作業環境、工程、他の職種との兼ね合いなどのため、必ずしも一定しない。日曜日や祝日は原則として休日であるが、工事の都合で作業をしなければならない場合もある。 作業は屋内の場合も屋外の場合もある。共同作業が多いが、一人だけで行う小規模なブロック工事もある。 コンクリートブロックを工場であらかじめユニットに組み立て、現場ではユニットの据え付けだけを行う省力化された工法も開発されている。
ブロック積みが属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「ブロック積工、タイル張工」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
年齢
賃金(1時間当たり)※全国のみ
賃金分布(グラフ)※全国のみ
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
月別求人賃金 ※全国のみ
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
ブロック積みが属する産業(建設業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
建設業のグラフを見る
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
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どのようなスキルがどの程度必要かを職業間で比較可能な形で表しています。前職や自分自身のスキルと比較することができます。
どのような分野の知識が重要であり、必要かを表しています。前職や自分自身の知識と比較し、不足する分野を特定することができます。
この職業に就いている人はどのようなことに興味がある人が多いかを表しています。自分の職業興味とあっているか、確認することができます。
仕事の場所や対人業務の頻度などの、職場環境や仕事の内容などを表しています。