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設計は太陽光発電システムを設計し、施工は工程管理などを行う。 太陽光発電には発電した電気を自らが使用する「自家消費型」と、事業や投資などを目的に、発電した電気をすべて電力会社に売る(売電)「全量売電型」に分類される。 設計においては太陽光発電設置者が設置する目的と予算などのニーズに応えつつ、最適な発電性能と安全性の高い発電所とするべく、電気設計、構造設計を行う。架台、基礎、地盤強度などは、「日本産業規格(JIS)」、「電気設備に関する技術基準」などの基準や関係法規・法令に則した設計を行う必要がある。守らなければならない基準や法規・法令は、設置する地域や場所など、設置環境によって異なる。 施工においては、設計された発電所の建設を進めるために日程、工程、安全、予算を管理していく。建設にあたっては設計を忠実に守って行うだけでなく作業を進めていく上で変化する近隣や設置環境を考慮し、設計通りに進まないことが予測される、または進まなくなった場合に設計の変更を提言・実行する必要がある。 設計、施工いずれにおいても、設置者の目的と予算に則しつつも、太陽光発電所は20年以上の長期間にわたって稼働し続けるものであることを念頭に、安全面、耐久性を最優先事項として取り組む必要がある。
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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、電気工事施工管理技士、電気主任技術者、電気工事士などの有資格者でなければ行えない作業もあるので、資格を所持していると仕事に役立つ。 大学や専門学校などで電気や建築、土木、機械などを学んでいると、業務に必要な知識を習得しやすい。電気・機械やプラント関連の一般企業や民間研究所から転職してくる入職者の中には電気・機械工学などの大学院修士課程修了者もいる。 入職後は企業内研修制度やOJTなどの実践を重ね3年前後の経験を積めば一人前として期待される。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
グラフの目盛り
太陽光発電事業を行う企業、また、建設、電機、機械などの会社の関連部門等で働き、職場は全国にわたる。 太陽光発電の設計・施工担当者として特別な給与の設定等はないが、電気工事施工管理技士、電気主任技術者、電気工事士などの、資格手当などが付加されるケースもある。 勤務条件は他の職種の社員と同様である。納期や現場対応のために残業となることもある。 近年、地上に広範囲にわたって設置するメガソーラーは、適地の減少、売電価格の下落、などの理由で新設件数は減少している。一方で、自家消費型はSDGsやESG対策として環境負荷軽減に取り組むための手段として太陽光発電を設置する法人が増えていることや、電力購入単価が上昇傾向にあることなどを背景に増加している。 太陽光発電市場は過渡期にあり、従来のやり方にとらわれない柔軟な発想力とチャレンジ精神が求められる。 太陽光発電市場は過渡期にあり、従来のやり方にとらわれない柔軟な発想力とチャレンジ精神が求められる。
太陽光発電の設計・施工が属する主な職業分類(建築技術者,土木技術者)の統計情報です。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:平成27年国勢調査)
労働時間
(出典:令和元年賃金構造基本統計調査)
賃金(年収)
年齢
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和元年度)
有効求人倍率
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