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靴専門店や百貨店などの靴売場で、お客の足型を計測し、足の病気予防の観点から、最適な靴の選定をアドバイスし、靴の調整や販売を行う。 まず、複数の計測用具を用いて、お客の足底の形、踏付部の足囲、足の各部位の高さや形状などを測定し、足を立体的に把握する。足型計測の結果をもとに、お客に対する問診、足の視診、触診などを行う。問診結果とお客の意向をもとに、適した靴の選定をアドバイスする。お客の選定した靴はお客に試着してもらって、複数の項目からなる適性度(フィッティング)をチェックする。更に、左右の足の履き心地を整えるために、中敷きの調整などのパッキングワークを行うこともある。靴や足の健康に関するお客の質問に的確に対応し、情報の提供なども行う。 中高年齢層を中心とした健康志向によるウォーキングへの興味の高まりや、外反母趾など様々な足の障害への対応から、足に合った靴を選ぶことへの関心も高まりつつある。
[ 動画 ]
タスク(職業に含まれるこまかな仕事)
仕事の内容
グラフの目盛り
シューフィッターになるには、靴店、メーカーなどでの販売・製造に関する実務やフットケア、足の障害にかかわる医療関係等の実務を3年以上積む必要がある。この条件をクリアして初めて、足と靴と健康協議会主催のシューフィッター養成講座で認定を受けることができる。養成講座は3日間・25時間のスクーリングと3ヵ月間の通信講座で構成される。足の病気や革靴などの基礎知識と、足型測定、フィッティング、パッキングワークなどの実習を行う。所定の審査に合格すると、初級資格が与えられる。 シューフィッターは専門知識・技術をもった靴の販売員であり、一般的には靴専門店やデパートの販売員として採用されて経験を積み、資格を取得する場合がある。 この職業に就く適性として、顧客に接し、適切にアドバイスするためのコミュニケーション能力が重要である。更に、資格取得後、足と靴と健康協議会で常時開催される講習会などを通じて専門知識や技術を常に向上させる努力も求められる。
関連資格
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
この職業は都市部の大手百貨店などに多い。靴メーカーが直営店を経営するために、社員に養成講座を受講させる場合もある。 シューフィッターとして登録している人数は3,595名となっており、そのうち女性が半数程度となっている(2023年6月時点*)。 勤務時間や休日などは、一般の販売職と同様であり、各店舗の営業時間によって異なる。土日に関係なく勤務する場合が多い。 シューフィッターは正しい靴の選び方など一般消費者向けの情報提供を行っており、靴専門店やデパート靴売場では一定の需要がある。 *一般社団法人 足と靴と健康協議会
シューフィッターが属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「他の商品販売店員」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
シューフィッターが属する産業(卸売業,小売業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 シューフィッターが属する産業(卸売業,小売業)で検索ができます)
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