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ダンプカー運転手

ダンプカー運転手

職業別名

ダンプ運転手 ダンプトラック運転手

職業分類

属する産業

運輸業,郵便業   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 ダンプカーを運転して、砂利や土砂を建設現場に搬入したり、各種資材を生産工場へ運ぶ。  ダンプカーは、「土砂ダンプ」と言われるように、荷台に土砂や砂利を積載しやすい構造になっているのが特徴で、ショベルカーなどを使って積載し、目的地に着いたら荷台を傾けて積載物をダンプ(ドサッと捨てる)することにより荷卸しする。  形態面では、一般公道を走ることができる普通ダンプトラックと一般公道を走ることができない重ダンプトラックの2種類がある。普通ダンプトラックは骨材やコンクリートなど建設資材を工事現場などに運搬することが多く、重ダンプトラックは積載量が11トン以上で、ダム建設や鉱山、大規模な土木工事現場で土砂などを運搬するのに使用される。鉱山で使用される重ダンプトラックについては、高地で道路も整備されていないなど環境条件が厳しいため、早くから最新技術を用いた自動運転システムも開発されている。  仕事の流れでみると、業務開始前にダンプカーを点検しパンクの有無など異常がないことを確認後、アルコールチェックや体調チェックを受ける。積荷の種類と配送先を確認して、積載物を引き取りに行く。  指定の場所で積載の順番待ちをして、自分の番が来たら積載する。このとき、自分で積載することはなく、ショベルカーなどで積載されるのを運転席で見守るのが一般的である。積載が終わったら、積載物には法定の高さ制限があるので過積載がないかどうか、重量確認を含めてチェックする。積載物が風などで飛散する恐れがある場合はシートをかけ、安全に運べるように保護する。積載が終わったら、目的地に向かう。天候、道路条件に配慮しながら安全運転に徹する。  目的地に着いたら、ダンプカーを操作して荷卸しを行う。このとき、荷受け担当者がいれば安全確認を行ってくれる場合もあるが、いない場合も多いので、周囲の安全を十分に確認して荷卸しする。荷卸しが済むと会社に報告し、帰着後は、洗車とアルコールチェックを済ませて、業務報告書を提出する、という流れになる。  大雪など自然災害時には除雪した雪を運ぶなどの防災協力も行う。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  ダンプトラック、重ダンプトラック、アーティキュレートダンプトラック、ショベルカー、油圧ショベル

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
81.8 %
積載した積荷の種類に応じた運転をして積荷を運ぶ。
78.8 %
担当車両の始業点検をする。
72.7 %
日報を書く。
72.7 %
積荷をレバー操作で降ろす。
72.7 %
ショベルカーなどで積荷を積載するのを運転席で待機。
63.6 %
積荷の種類と配送先を確認する。
39.4 %
終業前に洗車する。
27.3 %
自然災害時に土砂や瓦礫等を運ぶ。
15.2 %
除雪した雪を運ぶ。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。
情報を取得する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
情報を取得する 2.1
継続的に状況を把握する
継続的に状況を把握する 2.4
情報の整理と検知を行う
情報の整理と検知を行う 2.4
設備、構造物、材料を検査する
設備、構造物、材料を検査する 2.3
数値の算出・推計を行う
数値の算出・推計を行う 2.0
クオリティを判断する
クオリティを判断する 2.0
法律や規定、基準を適用する
法律や規定、基準を適用する 2.5
情報やデータを処理する
情報やデータを処理する 1.9
情報やデータを分析する
情報やデータを分析する 2.0
意思決定と問題解決を行う
意思決定と問題解決を行う 2.2
創造的に考える
創造的に考える 1.9
仕事に関連する知識を更新し、活用する
仕事に関連する知識を更新し、活用する 2.4
目標と戦略を策定する
目標と戦略を策定する 2.0
スケジュールを作成する
スケジュールを作成する 2.4
仕事を整理、計画する、優先順序を決める
仕事を整理、計画する、優先順序を決める 2.6
全身を使って身体的な活動を行う
全身を使って身体的な活動を行う 2.1
手と腕を使って物を取り扱い動かす
手と腕を使って物を取り扱い動かす 2.0
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする 2.4
乗り物を運転・操縦する
乗り物を運転・操縦する 3.4
コンピュータを用いて作業を行う
コンピュータを用いて作業を行う 1.7
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する 1.7
機械装置の修理と保守を行う
機械装置の修理と保守を行う 2.6
電子機器の修理と保守を行う
電子機器の修理と保守を行う 2.2
情報の文書化と記録を行う
情報の文書化と記録を行う 2.0
情報の意味を他者に説明する
情報の意味を他者に説明する 2.1
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る 2.5
組織外の人々とコミュニケーションを取る
組織外の人々とコミュニケーションを取る 2.4
人間関係を構築し、維持する
人間関係を構築し、維持する 2.5
他者に対する支援とケアを行う
他者に対する支援とケアを行う 2.2
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける 1.9
対立を解消させる、他者と交渉する
対立を解消させる、他者と交渉する 2.2
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する 2.2
メンバーの仕事量や活動内容を調整する
メンバーの仕事量や活動内容を調整する 2.1
チームを構築する
チームを構築する 2.0
他者の訓練と教育を行う
他者の訓練と教育を行う 2.1
部下への指導、指示、動機づけを行う
部下への指導、指示、動機づけを行う 2.3
他者をコーチし、能力開発を行う
他者をコーチし、能力開発を行う 2.1
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う 1.8
管理業務を遂行する
管理業務を遂行する 2.1
組織の人事管理を行う
組織の人事管理を行う 1.9
資源、資材、財源の監視と管理を行う
資源、資材、財源の監視と管理を行う 2.1

就業するには?

 入職にあたって、特に学歴は必要とされないが、必須資格に自動車運転免許がある。免許の種類は扱う車両の大きさによって異なり、普通自動車免許(車両総重量3.5トンまで)、準中型免許(同7.5トンまで)、中型免許(同11トンまで)、大型免許(同11トン以上)のいずれかとなるが、ほとんどの場合、大型免許が必須とされている。実際に仕事をするようになると、油圧ショベルで公道を走る場合などには大型特殊免許が必要となり、現場で油圧ショベルなどを操作するには車両系建築機械運転技能講習を、不整地での運搬作業をする中折れ式のアーティキュレートダンプトラックを操作するには不整地運搬車両運転技能講習を受講することが必要である。  新卒で入職するケースはほとんどなく、中途採用が多い。大半がトラック運転手などから転職してくる者である。転職する者は同業やダンプカー以外のトラック運転手に転じるケースが多いが、自ら車両を購入して独立する例もある。  運転のスキルはもちろん、取引先担当者や無線等で指示を受ける自社スタッフとのやりとりは頻繁にあるのでコミュニケーション力が求められる。

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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 勤務先は運送会社がほとんどで、職場は全国に広がっている。工業地帯や山間部など開発が行われている地域が多い。オリンピックなどのイベントや災害などで大規模な工事があると、就業場所がその地域に集中することもある。  就業者は、トラック業界の傾向として高齢化が進んでいる。荷物の積み込みや荷卸しなどの力仕事がなく、ハンドルが軽くなるなど改良が進みダンプカーの運転が楽になっていることもあり、女性就労者が増えている。  労働条件は勤務先の規定に従うが、正社員以外にも契約社員やアルバイト、個人経営で下請けとして働くなど就業形態は多様で条件もそれぞれ異なる。雨の日などは工事が無いことが多いため、賃金は日給月給制が多く、季節的な収入の変動が大きい。基本的にはスケジュールに沿った勤務となるが、自然災害や顧客の急な依頼があることもある。  国内貨物輸送の中核を担うトラック輸送だが、慢性的で深刻なドライバー不足に悩まされている。国土交通省と厚生労働省は、トラックドライバーの人材確保に向けて、トラック輸送の効率化、モーダルシフトなどさまざまな対策に取り組んでいる。女性が働きやすい環境作りを通じて女性ドライバーを増やす「トラガール推進プロジェクト」もそうした取り組みのひとつである。

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統計データ

ダンプカー運転手が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「ダンプカー運転手」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

データ表示対象地域を選択(就業者統計データおよび求人統計データの都道府県別の数値が表示されます。)
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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
1,445,820
都道府県を選択すると都道府県別の数値が表示されます。

労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
177
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
485.3
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
50.6
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
25.4
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
3.84
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

ダンプカー運転手が属する産業(運輸業,郵便業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断 (出典:令和6年 厚生労働省「労働経済動向調査」)

グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 ダンプカー運転手が属する産業(運輸業,郵便業)で検索ができます)

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