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建物の仕上げ職種の一つであり、屋根などの防水工事において防水層をつくる作業を行う。 建物において防水工事を必要とする部分は多く、一般に降雨水の建物への侵入経路や、生活及び産業等に必要な水を貯水したり、不要な水を排水したりする部分には必ず防水工事が必要である。 防水工は、防水層の種別あるいは工法の種別によって、それぞれ専門的な技量を必要とする。防水層の種別にはアスファルト系防水層、合成ゴム系防水層、塩化ビニル樹脂系防水層、酢酸ビニル樹脂系防水層、ウレタンゴム系防水層、アクリルゴム系防水層、FRP系防水層、セメント系防水に分けられ、工法も複数の種類がある。 防水層の種別あるいは工法の種別が増え、複数の防水層あるいは防水工法を施工できる技量が必要となっている。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
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タスク(職業に含まれるこまかな仕事)
仕事の内容
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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。必要な技能は、現場で働きながら身に付けていくのが一般的である。技能を習得するのに必要な年数は防水層の種別や工法の種別によって異なるが、早ければ2~3年、遅くても5年程度で一応の仕事はできるようになる。 入職後一定の実務経験を積んだ後に、厚生労働省の定める技能検定の「防水施工技能士」の資格を取得すると、技術の証明となる。 入職後に技能の向上を図り、更に経験を積むことによって、自営業者として独立、開業の可能性もある。 なお、防水工事の際にトルエンやキシレンなどの人体に有害な物質を含むウレタン溶剤などを用いることから、「危険物取扱者」、「有機溶剤作業主任者」などの資格を持っていることが望ましい。
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
防水工事はビル建築の現場に多いため、防水工の就業地域は都市部が中心である。防水工事は、建設現場が主な仕事の場となる。 防水工の賃金は日給月給制が多い。現場によっては、出来高制による請負方式をとる場合もある。休日は週休二日制を進めているが、工期や工程の関係でやむを得ず休日に働く場合もある。 ビル等の新築工事とともに改修保全工事にも防水工が必要なため、今後も一定の需要が見込まれる。
防水工が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「防水工」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
防水工が属する産業(建設業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 防水工が属する産業(建設業)で検索ができます)