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建築物の外部や内部に塗料を塗って美しく彩り、日光や雨、湿気、大気汚染などで傷んだり汚れたりするのを防ぎ、快適な室内空間となるように仕上げる。 建物の持ち主と相談しながら建物の各部分の素材をよく調べ、適切な塗料や色合い(色彩設計)を決めて仕様書を作成、それに基づき施工計画書(施工要領書)を作成し、塗装作業に入る。 塗装作業では、素地の状態を調べ、表面を塗装できる状態に調整した後、刷毛(はけ)やローラーブラシ、スプレーガンを使って塗装する。塗装工程はいろいろな異種塗料の組合せによってできているので、適切に施工すること、また、できた塗膜(とまく)の検査をすることも大事な仕事である。 古くなった建物を再生するための塗装工事も多く、そのような工事では建物の傷み具合を調査・診断して塗装工事を進めるため、高い技術が必要とされる。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 刷毛(はけ)、ローラーブラシ、スプレーガン、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
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タスク(職業に含まれるこまかな仕事)
仕事の内容
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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。入職後、技術・技能の向上を図り経験を積むことによって、塗装工から施工管理技術者へと進む道が開かれている。 厚生労働省の定める技能検定の「塗装技能士」の資格をはじめ、関連の免許・資格を取得すると技術の証明となる。経営能力があれば自営業として独立、開業の可能性もある。 塗装作業は現場の状況、塗料の性質等に応じた下処理、準備、工程管理が必要であり、他の職種との連携もあることから、判断力や協調性が求められる。また、様々な作業環境で仕事ができるように、ある程度の体力は必要である。 また、塗装の際にシンナーやエチルベルゼンなど人体に有害な物質を含むものを用いることもあるため、「有機溶剤作業主任者」、「毒物劇物取扱責任者」、「危険物取扱者」などの資格を持っていると有利である。
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
塗装工事は、建設現場をはじめ建築物のある場所が仕事の場となる。 小規模な事業所が多いが、様々な施工に対応できる大規模な事業所も見られる。 賃金の支払形態は、日給月給制の割合が多い。休日については、週休二日制を進めているが、工期の関係で休日に働く場合もある。 建築塗装の分野では、塗装の質の充実を目指して新しい技術、工法の開発が行われている。高級ホテルやビルなどに用いられる工芸的塗装のデコレイティブ・ペインティングはその一例で、建築塗装工は塗装の技能に加えて美的センスが必要なケースもある。 また、塗装そのものだけでなく、塗装技能の「塗る」「貼る」「詰める」等の基本操作を活用して、塗装材料以外の多種類の材料による仕上げを同時に施工する場合もあり、「総合仕上げ工」として仕事をすることもある。
建築塗装工が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「建築塗装工」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
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※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
建築塗装工が属する産業(建設業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 建築塗装工が属する産業(建設業)で検索ができます)