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産婦人科医

産婦人科医

職業別名

医師

職業分類

属する産業

医療,福祉   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 妊娠や出産に関する医療、女性特有の疾患の診断、治療を行う。  大きな病院では妊娠・出産に関する医療を行う産科医と女性特有の疾患の治療を行う婦人科医に分かれる場合が多く、産婦人科の医院やクリニックなどの開業医の場合には、産科と婦人科の両方の診療を行う場合が多い。  産科医は、妊娠の判定や妊婦への指導などを行う。定期的な妊婦健診で妊婦の健康状態を診断し、必要な場合には治療を行う。高齢での出産、既往症のある妊婦など特別なケアを必要とする出産の場合には、適切な妊娠管理を行う。超音波検査などにより、胎児の診断・管理も行う。自然分娩の場合は産科医の立会いのもとで助産師などのスタッフが行う場合もある。緊急の措置が必要な場合には、産科医が手術を行うこともある。不妊に悩む患者には、原因を調べる検査や妊娠をしやすくするための指導と治療を行うこともある。  婦人科医は、子宮筋腫や卵巣がんなど女性特有の病気や更年期障害の治療を行う。手術をして腫瘍を摘出することもある。内科、外科、内分泌などのさまざまな専門知識を活かして、女性の健康な生活を支える。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  超音波検査装置、医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、パソコン

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
61.8 %
患者から症状を聞き、診察する。
58.2 %
尿検査や機器を使った簡単な検査をする。
50.9 %
血液などの検査や機器を使った検査を依頼する。
47.3 %
書籍や論文から新たな医療情報を収集する。
47.3 %
診察や検査の結果から、妊娠の判定や病名の診断を行い、患者に説明する。
45.5 %
症例検討会や研修に参加し、医療技術を高める。
45.5 %
婦人科がん検診をする。
45.5 %
診察ごとに内容をカルテに記入し、診断書などを作成する。
45.5 %
処方せんを作成し、医薬品の服用などの注意事項を患者に指示する。
43.6 %
定期健診で妊娠の経過を診断する。
43.6 %
出産時や出産後の産婦や新生児に対する医療処置を助産師や看護師に指示する。
43.6 %
出産時の状況に応じて必要な場合には手術をする。
43.6 %
昼夜を問わず出産に立会い、医療処置をする。
41.8 %
看護師や助産師に指示を与え、医療処置や患者の健康指導をする。
34.5 %
不妊治療をする。
32.7 %
新生児を診察する。
30.9 %
学会や雑誌で研究発表する。
27.3 %
保健所などと連携し、母親教室などでの集団指導や相談に応じる。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。
情報を取得する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
情報を取得する 3.2
継続的に状況を把握する
継続的に状況を把握する 3.2
情報の整理と検知を行う
情報の整理と検知を行う 3.4
設備、構造物、材料を検査する
設備、構造物、材料を検査する 2.8
数値の算出・推計を行う
数値の算出・推計を行う 2.8
クオリティを判断する
クオリティを判断する 3.1
法律や規定、基準を適用する
法律や規定、基準を適用する 3.2
情報やデータを処理する
情報やデータを処理する 2.8
情報やデータを分析する
情報やデータを分析する 3.0
意思決定と問題解決を行う
意思決定と問題解決を行う 3.4
創造的に考える
創造的に考える 2.6
仕事に関連する知識を更新し、活用する
仕事に関連する知識を更新し、活用する 3.6
目標と戦略を策定する
目標と戦略を策定する 2.6
スケジュールを作成する
スケジュールを作成する 2.8
仕事を整理、計画する、優先順序を決める
仕事を整理、計画する、優先順序を決める 3.1
全身を使って身体的な活動を行う
全身を使って身体的な活動を行う 2.6
手と腕を使って物を取り扱い動かす
手と腕を使って物を取り扱い動かす 2.8
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする 2.5
乗り物を運転・操縦する
乗り物を運転・操縦する 1.7
コンピュータを用いて作業を行う
コンピュータを用いて作業を行う 2.7
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する 1.9
機械装置の修理と保守を行う
機械装置の修理と保守を行う 1.9
電子機器の修理と保守を行う
電子機器の修理と保守を行う 1.8
情報の文書化と記録を行う
情報の文書化と記録を行う 3.0
情報の意味を他者に説明する
情報の意味を他者に説明する 3.2
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る 3.2
組織外の人々とコミュニケーションを取る
組織外の人々とコミュニケーションを取る 3.0
人間関係を構築し、維持する
人間関係を構築し、維持する 3.1
他者に対する支援とケアを行う
他者に対する支援とケアを行う 3.2
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける 2.5
対立を解消させる、他者と交渉する
対立を解消させる、他者と交渉する 2.6
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する 2.8
メンバーの仕事量や活動内容を調整する
メンバーの仕事量や活動内容を調整する 2.9
チームを構築する
チームを構築する 3.2
他者の訓練と教育を行う
他者の訓練と教育を行う 2.8
部下への指導、指示、動機づけを行う
部下への指導、指示、動機づけを行う 3.0
他者をコーチし、能力開発を行う
他者をコーチし、能力開発を行う 2.9
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う 2.7
管理業務を遂行する
管理業務を遂行する 2.7
組織の人事管理を行う
組織の人事管理を行う 2.4
資源、資材、財源の監視と管理を行う
資源、資材、財源の監視と管理を行う 2.4

就業するには?

 産婦人科医として仕事をするには、医師国家試験に合格して医師免許を取得することが必須である。まず、大学医学部で6年間にわたって専門的な知識を身につけ、同時に実習も行う。大学の卒業試験に合格すると国家試験を受験することができる。国家試験に合格すると、医師免許が与えられる。更に大学病院や大病院などの臨床研修病院で他の様々な診療科を経験する最低2年間の臨床研修を積み、実際の患者を診察しながら知識を身につける。この研修終了後に産婦人科に所属して産婦人科医となる。所定の要件を満たせば専門医に認定される制度がある  臨床研修後には、病院などに勤務医として勤め、多くの経験を積んでいく。勤務先の病院で診療科長になるケースや、独立して開業医となるケースがある。大学で研究を続けながら講師や教授になることもある。  生命の誕生に立ち会う仕事であり、女性が安心し出産することができるように広い知識と豊富な経験、おもいやりが求められる。深夜の出産や緊急の手術に対処できる精神力と体力も必要である。出産を控えた妊婦、助産師や看護師とのコミュニケーション能力も必要とされる。

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医師
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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 医療機関等の勤務医とクリニックを開業する開業医がいる。産婦人科医の数は約1.1万人である。女性特有の病気を扱うため、患者側から女性医師に対するニーズが強く、女性医師の割合が4割程度となっている(*1)。  勤務時間などの労働条件は、勤務する医療機関の体制や診療時間などにより様々である。  入院患者がいる大きな病院の勤務医の場合は、交代制で勤務を行う。入院患者の急変や救急患者の受け入れに備えて夜間や休診日の当番なども行う。一般的に賃金水準は高い。  開業医の場合は、各医院で定めた診療時間にあわせて勤務する。診療時間は9時から18時ごろまでが一般的であり、都市部では、社会人の帰宅時間にあわせて夜間や土曜日に診療をする場合もある。診療時間の前に準備を行ったり、診療時間後にカルテの整理を行うため、就業時間は診療時間よりも長くなる。分娩がある場合には、夜間、休日に関わらずに分娩に立ち会う。  産科は時間を問わず出産や緊急手術に対応する必要があるなど勤務条件が厳しく、産科医を志す医師の数は減少傾向にある。このため、地域によっては出産を受け入れる病院がなくなるなどの問題も生じている。一方で、生殖医療技術が進歩し、周産期管理の重要性が増してきている。産婦人科医に対する需要は引き続き大きく、医師の定着に向けた様々な対策が講じられている。 *1 令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況から 診療科別にみた医師数

掲載している職業情報について(ご意見募集など)

統計データ

産婦人科医が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「医師」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

データ表示対象地域を選択(就業者統計データおよび求人統計データの都道府県別の数値が表示されます。)
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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
303,660
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労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
164
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
1436.5
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
46.1
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
108.1
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
0.69
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

産婦人科医が属する産業(医療,福祉)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断 (出典:令和6年 厚生労働省「労働経済動向調査」)

グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

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しごと能力プロフィール

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類似する職業

  • 小児科医
  • 精神科医