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精神科医

精神科医

職業別名

医師

職業分類

属する産業

医療,福祉   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 統合失調症、うつ病、ストレス障害、不眠症、拒食症、自閉症、認知症、アルコールや薬物の依存症などの治療を行う。  診療所やクリニックの精神科医の場合は、まず紹介状や問診票などで患者の状況を把握し、次に患者と話し合って悩みを聞き、相談にのる。食欲や睡眠の状態などの聞き取りや会話などから患者の調子や情報をくみ取る。心理検査などを用いて、患者の状態を明らかにする。認知行動療法行動療法認知療法など、患者に合わせた心理療法を組み合わせて治療を行う。薬を用いた薬物療法も行う。会社や学校を休む必要がある場合には、診断書を書くこともある。  病院の精神科医の場合には、入院の必要な重度の患者の治療にあたることが多い。薬物を用いた治療を主として、さまざまな心理療法を用いた治療を行う。緊急の場合には、患者の意思に関わらず入院治療することもある。総合病院では、内科や外科など他診療科の医師から、患者の精神面の問題について相談を受け(コンサルテーション)、診察を行う場合もある。  看護師、カウンセラー、精神保健福祉士、地域の社会福祉関係者などと連携し、患者の家族とも協力をしながら、患者の治療を行う。  心身症や自律神経失調症の患者の場合には、内科など他の診療科の医師とも協力しながら治療を進める。  他にも、企業の産業医として、従業員の健康相談・保健指導の実施や職場巡視などを行う場合もある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、パソコン

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
83.3 %
患者や家族に問診やテストを行い、病名を診断する。
70.0 %
診断結果について患者や家族に説明する。
61.7 %
処方せんを作成し、服薬の注意事項を患者に説明する。
60.0 %
診察ごとに内容をカルテに記入し、診断書など必要な書類を作成する。
60.0 %
作業療法や心理療法の実施について医療スタッフと協議し、治療方針を定める。
60.0 %
看護師に投与する医薬品や治療法についての指示を与える。
51.7 %
患者や家族に対するカウンセリングをする。
46.7 %
書籍や論文から新たな医療情報を収集する。
46.7 %
症例検討会や研修に参加し、医療技術を高める。
46.7 %
地域の精神保健行政や社会福祉施設と連携し、患者のリハビリテーションや社会復帰を援助する。
25.0 %
企業や学校などでメンタルヘルスに関する相談を受ける。
21.7 %
学会や雑誌で研究発表する。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。
情報を取得する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
情報を取得する 3.1
継続的に状況を把握する
継続的に状況を把握する 3.3
情報の整理と検知を行う
情報の整理と検知を行う 3.2
設備、構造物、材料を検査する
設備、構造物、材料を検査する 2.2
数値の算出・推計を行う
数値の算出・推計を行う 2.2
クオリティを判断する
クオリティを判断する 2.8
法律や規定、基準を適用する
法律や規定、基準を適用する 3.2
情報やデータを処理する
情報やデータを処理する 2.7
情報やデータを分析する
情報やデータを分析する 2.8
意思決定と問題解決を行う
意思決定と問題解決を行う 3.6
創造的に考える
創造的に考える 2.8
仕事に関連する知識を更新し、活用する
仕事に関連する知識を更新し、活用する 3.3
目標と戦略を策定する
目標と戦略を策定する 3.1
スケジュールを作成する
スケジュールを作成する 2.8
仕事を整理、計画する、優先順序を決める
仕事を整理、計画する、優先順序を決める 3.2
全身を使って身体的な活動を行う
全身を使って身体的な活動を行う 2.1
手と腕を使って物を取り扱い動かす
手と腕を使って物を取り扱い動かす 2.1
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする 1.9
乗り物を運転・操縦する
乗り物を運転・操縦する 1.5
コンピュータを用いて作業を行う
コンピュータを用いて作業を行う 2.5
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する 1.7
機械装置の修理と保守を行う
機械装置の修理と保守を行う 1.5
電子機器の修理と保守を行う
電子機器の修理と保守を行う 1.6
情報の文書化と記録を行う
情報の文書化と記録を行う 2.5
情報の意味を他者に説明する
情報の意味を他者に説明する 3.1
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る 3.2
組織外の人々とコミュニケーションを取る
組織外の人々とコミュニケーションを取る 3.0
人間関係を構築し、維持する
人間関係を構築し、維持する 3.2
他者に対する支援とケアを行う
他者に対する支援とケアを行う 3.7
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける 2.7
対立を解消させる、他者と交渉する
対立を解消させる、他者と交渉する 2.9
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する 2.6
メンバーの仕事量や活動内容を調整する
メンバーの仕事量や活動内容を調整する 2.5
チームを構築する
チームを構築する 2.7
他者の訓練と教育を行う
他者の訓練と教育を行う 2.6
部下への指導、指示、動機づけを行う
部下への指導、指示、動機づけを行う 2.6
他者をコーチし、能力開発を行う
他者をコーチし、能力開発を行う 2.5
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う 2.5
管理業務を遂行する
管理業務を遂行する 2.5
組織の人事管理を行う
組織の人事管理を行う 2.1
資源、資材、財源の監視と管理を行う
資源、資材、財源の監視と管理を行う 2.0

就業するには?

 精神科医として仕事をするには、医師国家試験に合格して医師免許を取得することが必須である。まず、大学医学部で6年間にわたって専門的な知識を身につけ、同時に実習も行う。大学の卒業試験に合格すると国家試験を受験することができる。国家試験に合格すると、医師免許が与えられる。更に大学病院や大病院などの臨床研修病院で研修医として2年間の臨床研修を積み、実際の患者を診察しながら知識を身につける。この研修終了後に精神科に所属して精神科医になる。所定の要件を満たせば専門医に認定される制度がある。  臨床研修後には、病院などに勤務医として勤め、多くの経験を積んでいく。勤務先の病院で診療科長になるケースや、独立して開業医となるケースがある。大学で研究を続けながら講師や教授になることもある。  専門知識に加えて、様々な表現・行動をとる患者に接して診療を行うため、冷静な判断力、患者を否定しない温かな対応が求められる。

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医師
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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 医療機関等の勤務医とクリニックを開業する開業医がいる。精神科医の人数は約1.6万人であり、女性は20%程度である。(*1)。  勤務時間などの労働条件は、勤務する医療機関の体制や診療時間などにより様々である。  入院患者がいる大きな病院の勤務医の場合は、交代制で勤務を行う。入院患者の急変や救急患者の受け入れに備えて夜間や休診日の当番なども行う。一般的に賃金水準は高い。  開業医の場合は、各医院で定めた診療時間にあわせて勤務する。診療時間は9時から18時ごろまでが一般的である。都市部では、社会人の帰宅時間にあわせて夜間や土曜日に診療をする場合もある。診療時間の前に準備を行ったり、診療時間後にカルテの整理を行うため、就業時間は診療時間よりも長くなる。急患の場合には、診療時間外でも診察を行う。  急激な社会の変化によるストレスなどで、日々の生活に精神的な疲労を感じる人が増加している。メンタルヘルスケアへの取組みが広がり、産業医として精神科医を求める職場も増えており、精神科医は不足している。 *1 令和2(2020)年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況から 診療科別にみた医師数

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統計データ

精神科医が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「医師」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

データ表示対象地域を選択(就業者統計データおよび求人統計データの都道府県別の数値が表示されます。)
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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
303,660
都道府県を選択すると都道府県別の数値が表示されます。

労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
164
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
1436.5
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
46.1
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
108.1
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
0.69
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

精神科医が属する産業(医療,福祉)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断 (出典:令和6年 厚生労働省「労働経済動向調査」)

グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 精神科医が属する産業(医療,福祉)で検索ができます)

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  • 産婦人科医