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救急救命士

救急救命士

職業別名

救急隊員

職業分類

属する産業

医療,福祉   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 現場及び病院への搬送の途中、救急車などの中で、救護行為を行う。また、生命の危険のある病気やけが人に対しては、特定医療行為を含む必要な救急救命処置を行う。消防機関に所属していない救急救命士もいるが、ここでは主に消防署に勤務する救急救命士について記載する。  消防本部の指令センターから指令を受け、救急車などに乗って現場に急行する。傷病者の症状を確認し、その場で必要な応急処置を行う。傷病者を救急車に収容し、搬送先の病院に向かう。その車内において、聴診器による心音・呼吸音の確認、心電図の測定、酸素吸入器による酸素吸入、自動体外式除細動器(AED)による除細動などの処置を行う。更に、専用端末で救急指導医師の指示を受けながら、輸液気管内チューブによる気道確保などの救急救命処置を行うこともある。  病院に到着してからは、傷病者を病院の担当者に引き継ぎ、症状や応急処置の内容を医師に報告する。署に戻って報告書を作成し、次の出動に備える。救急現場の場所によってはヘリコプターで出動することもあり、機内において処置をする場合もある。  また、救急救命士の資格を有しているが消防機関に所属していない救急救命士も増えており、病院、ドクターカードクターヘリの診療補助などの場面で活躍している。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  医療機器(聴診器等)、心電図、酸素吸入器、自動体外式除細動器(AED)、気管内チューブ、大型、中型、準中型、特殊自動車等(普通免許だけでは運転できないもの)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
90.0 %
消防署の指令センターからの指令を受け、救急車に乗って現場に急行する。
78.3 %
病人やけが人を救急車に収容し、車内で心音の確認や心拍数の測定をする。
76.7 %
病人やけが人の容態を確認し、その場で応急処置をする。
73.3 %
地域住民に対し、応急手当やAEDを用いた救急救命講習を実施する。
73.3 %
新たな装備品に習熟するよう練習する。
73.3 %
救急救命に関する講習に参加したり、訓練を受ける。
73.3 %
報告書の作成や救急車に搭載する医薬品・器具の点検をする。
73.3 %
傷病者を病院に引き渡し、症状や実施した処置の内容を医師に報告する。
73.3 %
車内で病人やけが人に対してAED(自動体外式除細動器)を使用したり、心臓マッサージをする。
73.3 %
車内で病人やけが人に対して医師の指示を受けながら輸液や気管確保をする。
70.0 %
道中他の車両に道をあけるよう指示しながら医療機関に搬送する。
63.3 %
火災現場や地震などの災害現場において、人命の救出活動を行う。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。
情報を取得する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
情報を取得する 3.4
継続的に状況を把握する
継続的に状況を把握する 3.5
情報の整理と検知を行う
情報の整理と検知を行う 3.4
設備、構造物、材料を検査する
設備、構造物、材料を検査する 2.9
数値の算出・推計を行う
数値の算出・推計を行う 2.8
クオリティを判断する
クオリティを判断する 3.1
法律や規定、基準を適用する
法律や規定、基準を適用する 3.6
情報やデータを処理する
情報やデータを処理する 2.9
情報やデータを分析する
情報やデータを分析する 3.0
意思決定と問題解決を行う
意思決定と問題解決を行う 3.2
創造的に考える
創造的に考える 2.9
仕事に関連する知識を更新し、活用する
仕事に関連する知識を更新し、活用する 3.5
目標と戦略を策定する
目標と戦略を策定する 3.2
スケジュールを作成する
スケジュールを作成する 2.9
仕事を整理、計画する、優先順序を決める
仕事を整理、計画する、優先順序を決める 3.5
全身を使って身体的な活動を行う
全身を使って身体的な活動を行う 3.4
手と腕を使って物を取り扱い動かす
手と腕を使って物を取り扱い動かす 3.3
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする 3.1
乗り物を運転・操縦する
乗り物を運転・操縦する 3.4
コンピュータを用いて作業を行う
コンピュータを用いて作業を行う 3.0
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する 2.7
機械装置の修理と保守を行う
機械装置の修理と保守を行う 2.9
電子機器の修理と保守を行う
電子機器の修理と保守を行う 2.8
情報の文書化と記録を行う
情報の文書化と記録を行う 3.1
情報の意味を他者に説明する
情報の意味を他者に説明する 3.1
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る 3.6
組織外の人々とコミュニケーションを取る
組織外の人々とコミュニケーションを取る 3.4
人間関係を構築し、維持する
人間関係を構築し、維持する 3.7
他者に対する支援とケアを行う
他者に対する支援とケアを行う 3.5
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける 2.6
対立を解消させる、他者と交渉する
対立を解消させる、他者と交渉する 3.1
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する 3.5
メンバーの仕事量や活動内容を調整する
メンバーの仕事量や活動内容を調整する 3.4
チームを構築する
チームを構築する 3.8
他者の訓練と教育を行う
他者の訓練と教育を行う 3.6
部下への指導、指示、動機づけを行う
部下への指導、指示、動機づけを行う 3.8
他者をコーチし、能力開発を行う
他者をコーチし、能力開発を行う 3.5
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う 2.9
管理業務を遂行する
管理業務を遂行する 3.3
組織の人事管理を行う
組織の人事管理を行う 3.0
資源、資材、財源の監視と管理を行う
資源、資材、財源の監視と管理を行う 3.1

就業するには?

 救急業務は消防において行われているため、救急車に乗務するには、消防職の公務員試験を受けて消防士として採用される必要がある。  消防職の中で救急救命士として活動するには、救急救命士国家試験に合格し、救急救命士の免許を得ることが必要である。  採用当初から救急救命士として働くことはまれであり、消防学校で救急隊員として必要な教育を受けてから現場に配属され、実務経験を積み、専門的な知識と技術を学んで資格を取得するのが一般的である。  大学や専門学校において救急救命に関する専門的な技術と知識を学び、卒業後に国家試験を受けて資格を取得する方法もある。  最新の救急救命医療に対応するため、日々知識や技術を磨いていくことが求められる。病院に搬送しながら傷病者に適切な処置を行う必要があるため、迅速に冷静な判断をくだせる必要がある。また、緊急を要する作業のため、機敏に的確な処置を行うことも重要である。なによりも人命にかかわる仕事のため、強い責任感が求められる。

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救急救命士
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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 各地の消防署に勤務する。いつ発生するかわからない急病人やけが人に備えて、交代制の勤務となる。職場によって異なるが、1回の勤務は休憩・仮眠をとりながら24時間勤務が原則であり、当番日と非番日、公休を繰り返すパターンとなっている。年中無休の業務体制であるため、土日祝日に休みが取れるわけではない。  待遇は各自治体の規定による。出動手当など職務の特殊性や危険性が考慮された処遇となっていることが多い。  勤務中は常に緊張状態にあり、仮眠中でも要請があれば直ちに出動することが求められ、精神的にも肉体的にも厳しい面がある。  消防職のなかで救急部門に従事する職員は約6万6千人、うち救急救命士の数は約3万4千人である*。総務省消防庁では、3人1組の救急隊のうち、少なくとも1名は救急救命士の資格取得者を配備することを推奨しており、救急救命士の需要は高まりつつある。救急救命士の資格を取得する人数も年々増えているが、増加しつつある出勤件数に対して救急救命士の数は不足しがちである。病人やけが人の生存率を上げるため、救急医療の充実が求められており、高度な救急医療行為を行うことができる救急救命士に対する期待は大きい。 *令和4年度消防白書から

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統計データ

救急救命士が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「消防員」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
148,580
都道府県を選択すると都道府県別の数値が表示されます。

労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
161
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
350.2
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
51.9
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
20.3
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
2.19
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

救急救命士が属する産業(医療,福祉)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断 (出典:令和6年 厚生労働省「労働経済動向調査」)

グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 救急救命士が属する産業(医療,福祉)で検索ができます)

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類似する職業

  • 警察官(都道府県警察)
  • 消防官