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職業訓練指導員

職業訓練指導員

職業別名

職業訓練指導員(障害者職業能力開発校) 職業訓練指導員(職業能力開発促進センター) 職業訓練指導員(認定職業訓練施設) 職業能力開発校指導員

職業分類

属する産業

教育,学習支援業   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 職業能力開発促進法に規定された公共職業能力開発施設や、事業主団体や職業訓練法人が設置している認定職業訓練施設などにおいて、訓練生に対して、技能や技術、専門知識などの訓練指導やキャリアコンサルティングを通じた就職支援、ジョブ・カードの作成などを行う。「テクノインストラクター」とも呼ばれる。  まず、必要とされる職業能力を確立し、効率的に訓練するために、訓練目標の設定及びカリキュラムを策定する。次に、訓練を行う各科目の指導案を作成し、訓練で使用する教材の準備や資材の手配など、事前準備を行う。  訓練実施時には、訓練に使用する機械・設備を調整し、安全を確認する。訓練科目に応じて、訓練生に対し、電気工事、機械加工、自動車整備、溶接、情報処理などの技術習得に必要な訓練指導を行い、教室での座学では専門科目の講義をする。訓練中は、訓練生の技能習得度、知識の理解度などを把握しながら適切な指示を与えるとともに、作業の安全に十分に気を使う必要がある。所定の技術が習得できたかどうか、修了試験を兼ねた技能照査を実施する。  また、訓練生への技能・技術指導や若年者を対象とする場合の生活指導、求職者に対する就職活動の支援の他に、事業主や業界などのニーズ及び技術動向の把握、事業主などに対する能力開発に関する相談援助などの業務がある。  専門的な技能・技術を活かし、技能検定技能五輪などの各種の大会で検定員や審査委員・競技委員を務めることもある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、スプレッドシート等)、プレゼン資料作成ソフト(PowerPoint、Keynote等)、パソコン

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
75.4 %
受講生に対して職業能力の技術習得の指導をする。
73.7 %
教室において専門科目の講義をする。
68.4 %
訓練中、訓練生の技能習得度、知識の理解度などを把握しながら適切な指示を与える。
66.7 %
所定の技術が習得できたかどうか、実技試験や学科試験を実施する。
66.7 %
訓練目標の設定およびカリキュラムの策定をする。
59.6 %
必要資格取得のための補習をする。
52.6 %
安全のため、訓練中の訓練生の作業を見守る。
50.9 %
資材計画書を作成し、訓練に必要な資材を手配するなど訓練の事前準備をする。
47.4 %
再就職に向けての職業相談をする。
47.4 %
訓練に使用する機械の調整や安全の確認をする。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。
情報を取得する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
情報を取得する 3.3
継続的に状況を把握する
継続的に状況を把握する 3.2
情報の整理と検知を行う
情報の整理と検知を行う 3.3
設備、構造物、材料を検査する
設備、構造物、材料を検査する 2.7
数値の算出・推計を行う
数値の算出・推計を行う 2.7
クオリティを判断する
クオリティを判断する 3.1
法律や規定、基準を適用する
法律や規定、基準を適用する 3.1
情報やデータを処理する
情報やデータを処理する 2.8
情報やデータを分析する
情報やデータを分析する 2.9
意思決定と問題解決を行う
意思決定と問題解決を行う 3.3
創造的に考える
創造的に考える 3.3
仕事に関連する知識を更新し、活用する
仕事に関連する知識を更新し、活用する 3.7
目標と戦略を策定する
目標と戦略を策定する 3.3
スケジュールを作成する
スケジュールを作成する 3.4
仕事を整理、計画する、優先順序を決める
仕事を整理、計画する、優先順序を決める 3.3
全身を使って身体的な活動を行う
全身を使って身体的な活動を行う 2.5
手と腕を使って物を取り扱い動かす
手と腕を使って物を取り扱い動かす 2.5
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする 2.5
乗り物を運転・操縦する
乗り物を運転・操縦する 2.0
コンピュータを用いて作業を行う
コンピュータを用いて作業を行う 3.2
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する 2.4
機械装置の修理と保守を行う
機械装置の修理と保守を行う 2.4
電子機器の修理と保守を行う
電子機器の修理と保守を行う 2.4
情報の文書化と記録を行う
情報の文書化と記録を行う 3.1
情報の意味を他者に説明する
情報の意味を他者に説明する 3.1
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る 3.6
組織外の人々とコミュニケーションを取る
組織外の人々とコミュニケーションを取る 3.4
人間関係を構築し、維持する
人間関係を構築し、維持する 3.3
他者に対する支援とケアを行う
他者に対する支援とケアを行う 3.3
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける 2.7
対立を解消させる、他者と交渉する
対立を解消させる、他者と交渉する 2.7
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する 2.8
メンバーの仕事量や活動内容を調整する
メンバーの仕事量や活動内容を調整する 2.9
チームを構築する
チームを構築する 3.0
他者の訓練と教育を行う
他者の訓練と教育を行う 3.4
部下への指導、指示、動機づけを行う
部下への指導、指示、動機づけを行う 2.9
他者をコーチし、能力開発を行う
他者をコーチし、能力開発を行う 3.3
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う 2.8
管理業務を遂行する
管理業務を遂行する 2.6
組織の人事管理を行う
組織の人事管理を行う 2.2
資源、資材、財源の監視と管理を行う
資源、資材、財源の監視と管理を行う 2.5

就業するには?

 職業訓練指導員になるためには、各都道府県に対して職業訓練指導員免許交付の申請を行い、免許を取得する必要がある。申請の要件としては、①職業能力開発総合大学校の指導員養成課程を修了する、②職業能力開発促進法に基づく技能検定に合格したのち、所定の講習の修了または試験に合格する、③大学等卒業後、実務経験を積み、所定の講習の修了または試験に合格する、④所定の免許職種に関する高等学校普通教育免許を取得する、等がある。  募集・採用は、公共職業能力開発施設の場合は、各都道府県や(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構が行う。事業主団体や職業訓練法人が設置している認定職業訓練施設の場合は、関係事業所等の従業員の中から有資格者を選ぶこともある。  職業訓練指導員には、担当する分野の技能・技術・知識とともに、指導者として、訓練生に対する理解ときめ細かな配慮が望まれる。担当する教科により、講義や実技指導での立ち時間が多く、一定の体力も必要である。さらに、各専門分野で高度な知識を常に得ようとする研究心も求められる。

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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 勤務先は、公共職業能力開発施設認定職業訓練施設、民間の教育訓練機関や事業所、さらには、職業訓練を実施している矯正施設(法務省所管)があり、職場は全国に広がっている。  公共職業能力開発施設の職業訓練指導員は全国で約4000人であり、中高年齢層が多い(*)。男性が多いが、女性も増えている。  公共職業能力開発施設で働く場合は、地方公務員あるいは独立行政法人等の職員となり、労働条件は各都道府県や法人の規定による。企業のニーズに対応した訓練コースを実施するため、施設外での訓練指導(勤務)も多く、また、土日夜間の訓練指導もある。認定職業訓練施設で働く場合は、施設を運営する事業主により、一般企業の社員や職業訓練法人の職員などで勤務し、施設によって、その労働条件は様々である。  職業訓練指導員は、多様な人材育成ニーズ、経済構造・社会環境の変化、技術革新の進展などに対応して、常に時代のニーズに合った訓練を訓練生に対して行う必要があることから、訓練科目やカリキュラム、訓練手法の見直し・拡充を絶えず行っている。今後も、様々な分野の人材の開発・育成に向けて、職業訓練指導を担う職業訓練指導員が果たす役割は大きい。 *厚労省資料「職業訓練指導員養成に関する現状と課題」から

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統計データ

職業訓練指導員が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「その他の学校等教員」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
118,020
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労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
166
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
483.5
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
45.1
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
24.1
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
1.4
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

職業訓練指導員が属する産業(教育,学習支援業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断

グラフはありません。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 職業訓練指導員が属する産業(教育,学習支援業)で検索ができます)

しごと能力プロフィール

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  • 地方公務員(行政事務)
  • 専門学校教員