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建物の床・壁などにタイルを張り付け、表面仕上げを行う。 タイル張りはれんが積みから発展した技術を用いているため、両方の作業を併せて行う人も多く、兼業している場合もある。 タイル張りの作業は、まずタイルを張る床・壁などの下地を清掃し、タイル張りの位置を示す墨を出し、水糸を張って基準を決めてから割付図にしたがってタイルの割り付けを行う。 次に、セメントと砂と水を練り合わせたモルタルを下地面に規定の厚さに塗りつけて、タイルを所定の位置に目地幅通りに張り付ける。タイルの張り付けはヴィブラートという振動工具やコテの柄などでタイルをモルタルに密着させ表面を揃え、目地部の余分なモルタルをかき落とす。モルタルがある程度硬化した時期(タイル張り後1日以上経過)を見計らって目地詰めを行い、目地モルタル硬化後、表面を水洗いなどにより清掃する。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 水糸、工具(かなづち等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
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タスク(職業に含まれるこまかな仕事)
仕事の内容
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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校卒業後すぐにタイル工事会社へ就職し、熟練技能者のもとで見習から始めて次第に高度な仕事を覚えていくケースが多い。職業訓練校で半年~1年ぐらいタイル工としての訓練を受けてから入職する方が、入職後の技術の習得が早い。一人前のタイル工になるには、ある程度時間がかかるが、腕が上がれば独立することもできる。 空間判断力や形態知覚、それに加えて指先・手腕の器用さなどが求められる。また、建築現場での作業であり屋外での作業もある。体力があり、根気強さなども必要である。 厚生労働省の定める技能検定の「タイル張り技能士」があり、資格を取得すると技術力の証明となる。
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
タイル工事会社は、中小企業が多いが、数人の技能者を抱えて自営するケースも見られる。働く場所は、ビル、マンション、店舗、住宅などの建築現場である。 タイル工は一般的に、入職してから一人前になるまでの間は月給、技術が一定の水準に達してからは施工面積に応じたいわゆる出来高給に変わるというケースが多い。 労働時間は、基本的に勤務先の規定による。工事現場の作業環境、工期、施工時期などの関係で一定しない場合もある。工程の都合で、残業や夜間・休日の出勤などもあるが、出来高制のため、能率よく仕事をして早く仕事を切り上げることも可能である。 タイルは仕上げ材料の主力となっており、マンションの外壁など、より美しく高級感のある建築物が求められる中で需要が伸びている。
タイル工が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「ブロック積工、タイル張工」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
タイル工が属する産業(建設業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 タイル工が属する産業(建設業)で検索ができます)
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