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舞台美術スタッフ

舞台美術スタッフ

職業別名

美術監督

属する産業

情報通信業、生活関連サービス業,娯楽業   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 演劇、オペラ、バレエ、ショーなど様々な舞台芸術が上演されるステージを構成する舞台装置や衣装をデザインする。  舞台装置のデザインは、平面図、道具帳書抜き、舞台の縮小模型などで表現され、これらの図面やデザイン画、あるいは模型などを作成することが主な仕事である。  衣装のデザインは、出演者一人一人の衣装(全身)のデザイン画で表現され、それに布地見本などが添えられる。衣服だけにとどまらず、アクセサリーや履き物、かぶり物などのデザイン画が要求されることもある。  ただし、装置も衣装もあくまで舞台芸術の演出効果の一部としてデザインされるため、脚本を理解し、演出家や他のスタッフとの綿密な打ち合わせを繰り返し、デザインを進める必要がある。そのため、脚本や場面構成、演出プランの変更にともなって、何度となくデザインを描き直すことも珍しくない。  舞台美術の仕事は、装置や衣装の製作発注打ち合わせと、製作現場での製品のチェック、劇場における仕込み、舞台稽古を経て、初日に至るまで続く。デザインの細部まで演出家の指示があれば修正し、完成にこぎつけることになる。  舞台装置や衣装は、舞台芸術には欠かすことのできない要素であり、デザインの良し悪しは、その舞台作品の芸術的評価を左右するため、舞台芸術において、重要な責任を担っている。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
65.0 %
上演する劇場の設備を確認する。
50.0 %
舞台稽古に立ち会い、演技と舞台美術のバランスをチェックする。
45.0 %
デザインのため、脚本を読み、演出家や他のスタッフとの打ち合わせをする。
35.0 %
劇場での仕込みに立ち会い、装置や装飾をチェックし、細部の修正を指示する。
35.0 %
舞台装置の製作過程をチェックする。
35.0 %
スタッフと打ち合わせをして装置図を作成する。
30.0 %
装置や衣装の製作業者との発注打合せをする。
30.0 %
寸法などを記載した舞台装置製作図面をつくる。
25.0 %
演出プランの変更を受けてデザインの練り直しをする。
20.0 %
場面ごとにセットのデザインを視覚化し、平面図とデザイン画を作成する。
15.0 %
セットの縮小模型を製作する。
10.0 %
出演者の衣裳をデザイン画で表現する。
0.0 %
衣裳の俳優へのフィッティングに立ち会い、細部の修正を指示する。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。
情報を取得する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
情報を取得する 3.2
継続的に状況を把握する
継続的に状況を把握する 3.4
情報の整理と検知を行う
情報の整理と検知を行う 3.3
設備、構造物、材料を検査する
設備、構造物、材料を検査する 3.6
数値の算出・推計を行う
数値の算出・推計を行う 3.3
クオリティを判断する
クオリティを判断する 3.7
法律や規定、基準を適用する
法律や規定、基準を適用する 3.2
情報やデータを処理する
情報やデータを処理する 2.6
情報やデータを分析する
情報やデータを分析する 2.7
意思決定と問題解決を行う
意思決定と問題解決を行う 3.5
創造的に考える
創造的に考える 4.1
仕事に関連する知識を更新し、活用する
仕事に関連する知識を更新し、活用する 3.9
目標と戦略を策定する
目標と戦略を策定する 3.3
スケジュールを作成する
スケジュールを作成する 3.8
仕事を整理、計画する、優先順序を決める
仕事を整理、計画する、優先順序を決める 3.9
全身を使って身体的な活動を行う
全身を使って身体的な活動を行う 3.1
手と腕を使って物を取り扱い動かす
手と腕を使って物を取り扱い動かす 3.3
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする 3.0
乗り物を運転・操縦する
乗り物を運転・操縦する 2.2
コンピュータを用いて作業を行う
コンピュータを用いて作業を行う 3.1
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する 3.4
機械装置の修理と保守を行う
機械装置の修理と保守を行う 2.8
電子機器の修理と保守を行う
電子機器の修理と保守を行う 2.4
情報の文書化と記録を行う
情報の文書化と記録を行う 2.8
情報の意味を他者に説明する
情報の意味を他者に説明する 3.2
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る 3.4
組織外の人々とコミュニケーションを取る
組織外の人々とコミュニケーションを取る 3.6
人間関係を構築し、維持する
人間関係を構築し、維持する 3.7
他者に対する支援とケアを行う
他者に対する支援とケアを行う 3.4
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける 2.6
対立を解消させる、他者と交渉する
対立を解消させる、他者と交渉する 3.0
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する 2.6
メンバーの仕事量や活動内容を調整する
メンバーの仕事量や活動内容を調整する 3.4
チームを構築する
チームを構築する 3.4
他者の訓練と教育を行う
他者の訓練と教育を行う 2.9
部下への指導、指示、動機づけを行う
部下への指導、指示、動機づけを行う 3.0
他者をコーチし、能力開発を行う
他者をコーチし、能力開発を行う 2.6
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う 2.5
管理業務を遂行する
管理業務を遂行する 2.7
組織の人事管理を行う
組織の人事管理を行う 2.2
資源、資材、財源の監視と管理を行う
資源、資材、財源の監視と管理を行う 2.8

就業するには?

 入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。美術的なセンスや技術と、演劇的なセンスや知識が必要であり、現場で身につけることもできるが、実際には、美術系の大学や専門学校を出た人、演劇系の大学や専門学校を出た人が多い。  この職業を目指すには、いくつかのコースが考えられる。第1は装置や衣装は制作会社に就職し、デザイン部門に配属されるか、あるいは現場で働きながら勉強する道である。第2は劇団などの演出部や美術部に入って、演劇全般を学びつつ舞台美術スタッフを目指す道などである。第3は既に舞台美術家として活動している人に弟子入りし、アシスタントとして働きながら勉強する道である。  フリーランスとして独立するためには、修業時代に数多くの舞台の現場を経験するとともに、演出家、脚本家、俳優をはじめとした舞台芸術にかかわる人々との人脈を広げる必要がある。いずれの道を選ぶにしろ、舞台美術家として独り立ちするまでには、相当の年月がかかる。

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関連する資格はありません

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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 勤務先は、装置や衣装を制作する会社、劇団等である。舞台美術家のアシスタントとして働く場合もある。豊富な経験、知識や技術が必要な仕事のため、就業者の年齢層は幅広い。  雇用労働者の場合は、賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。フリーランスの舞台美術家の場合は、公演ごとの契約となる場合がほとんどである。報酬の額は公演の規模、装置・衣装の予算規模、劇場の規模などによって様々である。舞台美術家自身のキャリアや実力によっても報酬の額は変わり、収入額にかなり差がある。  舞台芸術という環境であるため、労働時間は不規則になりがちで、土日祝日に関係なく、また夜間まで働くことも珍しくない。打ち合わせ、劇場での仕込みや舞台稽古に立ち会うこともあり、1本の仕事のためにかなりの時間が必要となる。  近年、全国各地に次々とパブリックシアター(公共劇場・公共ホール)が建設され、それぞれ独自の企画による公演が行われており、新たな仕事の場の可能性が広がっている。

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統計データ

舞台美術スタッフが属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「プロデューサー、演出家」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

データ表示対象地域を選択(就業者統計データおよび求人統計データの都道府県別の数値が表示されます。)
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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
62,160
都道府県を選択すると都道府県別の数値が表示されます。

労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
164
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
573.8
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
38.4
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
25
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
0.37
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

舞台美術スタッフが属する産業(情報通信業、生活関連サービス業,娯楽業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断 (出典:令和6年 厚生労働省「労働経済動向調査」)

グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 舞台美術スタッフが属する産業(情報通信業、生活関連サービス業,娯楽業)で検索ができます)

しごと能力プロフィール

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