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デザイナーが描いたイメージやデザイン画をもとに、服づくりの設計図である型紙(パターン)を作る。デザイナーのイメージを具体的な形に表現して、洋服の生産に結びつける。 パターンを作る技法には、フラットパターンメーキング(平面製図法)と、ドレーピング(立体裁断法)とがある。前者はデザイン原型から様々なバリエーションへの展開、パターンの部分的変更、デザインパターンからの工業用パターンの作成、表地用パターンからの裏地用や芯地用パターンの作成などに用いられる。後者はデザイナーのイメージを実物に近い形で確認しながら作業できるため、シルエットを確認し、パターンの原型を新規に作成するときに用いられる。 アパレルメーカーで洋服の素材やデザインの方向性が決まると、デザイナーが考えたデザイン画をもとにサンプルパターンを作る。デザイナーの意図するイメージを読み取り、実際の生地や厚みを考慮しながら、デザイン画の示す形を人型に布を組んで立体化する。デザイン画のイメージが正確に表現されているか、素材の強度はどうか、着やすさはどうか、シルエットは美しいかなど、細かくチェックしながら、裏地などのパターンも含めて何度も作り直してパターンを起こす。 最近では、CADを利用しパターンを作成する場合も多い。 一応のパターンができあがると工場にサンプルを作ってもらい、更に改良した上で量産のためにサイズ別の型紙を作る。デザインの趣旨、縫製の仕方、ボタンなどの付属品等について、縫製仕様書を作成し、工場側と打ち合わせを行う場合もある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 設計用ソフト(CADのソフトウェア等)、パソコン
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入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、服飾関係の専門学校や大学、短大などでパターンの基礎を身につけ、アパレルメーカーなどに就職する場合が一般的である。 学校で習った基礎的な技術だけでなく、各企業独自のパターンのスタイルを習得する必要があり、一人前になるには数年の経験が必要となる。ある程度の経験を積み、技術を身につければ、どこででも生かすことができるという強みがあり、フリーになったり、有名デザイナーの専属となる場合もある。 関連資格として厚生労働省の定める技能検定の「婦人子供服製造技能士(婦人子供既製服パターンメーキング作業)」がある。 生地の柔らかさや厚みを念頭においたパターン制作ができるようになるには、かなりの経験と技術、ファッションセンスが必要となる。また、パターン設計技術に加えて、縫製加工技術も必要となる。服作りが好きであること、ファッションや流行に敏感な感性が求められるほか、数ミリの狂いが生産での問題となることから、几帳面さや集中力も必要となる。
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。
勤務先は、アパレルメーカー、縫製工場、デザイナー事務所等であり、職場は都市部に多い。 正社員の他、契約社員として働いている場合やフリーとして企業から仕事を請け負っている場合もある。女性が大半を占めており、デザイナーがパタンナーを兼ねている場合もある。 賃金は経験や技能によって決まる場合が多い。フリーの場合は出来高制で契約によって金額が決まる。洋服の需要は1年を通じて一定のサイクルがあるため、忙しい時期には労働時間が長くなったり、土日祝日に働くこともある。 高度な技術と経験が必要とされる仕事であり、技術を身につければ長く働けるという強みがある。高度な技術を持ったパタンナーには一定の需要がある。
パタンナーが属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「パタンナー」等)に対応する統計情報です。
※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。
※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。
※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。
就業者統計データ
就業者数
(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)
労働時間
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金(年収)
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
年齢
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
賃金分布(グラフ)※全国のみ
(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
ハローワーク求人統計データ
求人賃金(月額)
(令和5年度)
有効求人倍率
(令和5年度)
この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。
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パタンナーが属する産業(製造業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら)
グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。
法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)
グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。
残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 パタンナーが属する産業(製造業)で検索ができます)
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