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動物園飼育員

動物園飼育員

職業別名

トレーナー(動物園)

属する産業

生活関連サービス業,娯楽業   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 動物園で動物の飼育や繁殖のために様々な作業を行う。  具体的には、担当する動物の毛のつや、動き、におい、餌の食べ残しや糞の状態を観察し、健康状態をチェックすることや、運動場に出して動物舎を掃除すること、動物の生育段階や健康状態に合わせて、飼料の配合・調理を行い、餌をつくることなどが業務である。なお、あらかじめ栄養を考えて調合された固形飼料(ペレット)が普及し、餌づくりの作業が簡単になっている。餌は夕方に与えることが多いが、朝夕2回与える動物もいる。  また、動物舎の修理をしたり、病気の治療や予防接種を獣医と一緒に行ったりするのも重要な業務である。午後3時過ぎには、餌を動物舎に置いて動物を入れ、運動場を掃除する。1日の終わりには飼育日誌を書き、特に体調の異常などは細かく記録する。  最近では、絶滅の危機に直面している「希少(きしょう)動物」を上手に繁殖させて、種の保存に努めるという役割も大きくなっている。また、動物が持つ野生本来の行動を引き出すことのできるような飼育環境を整える取組(環境エンリッチメント)も飼育員の大切な仕事になっている。更に来園者を増やすため、イベントを開催したり、動物本来の生態を見せる「行動展示」など様々な方法で展示したり、人気の高い動物や希少動物を前面に打ち出して動物園の特徴をPRするなど様々な企画・運営も行っている。

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
79.5 %
動物の健康保持のため常に動物の状況を観察する。
66.7 %
生育段階や健康状態に合わせて飼料を配合・調理して動物に与える。
66.7 %
動物を運動場または動物舎に移動させ、動物舎や運動場を掃除する。
61.5 %
客からの質問に答え、行動や習性などの動物に関する説明をする。
61.5 %
一日の終わりに飼育日誌をつけ、体調や行動などを細かく記録する。
59.0 %
繁殖、出産、輸送、展示物の配置換えのために動物を移動させる。
59.0 %
動物の診断や治療にあたって獣医を補助する。
56.4 %
健康を維持するために動物に適度な運動をさせる。
56.4 %
塀、檻、囲いを修理する。
38.5 %
畜舎、飼育場、展示区域の温度と湿度を調整するために制御装置を調整する。
30.8 %
団体客を対象に動物の自然観察を目的とした学習教室を企画し、運営する。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。

データはありません

就業するには?

 入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、高校の畜産科、農業科、動物系専門学校、大学の農学部の畜産系学科、理学部の動物学系学科などの卒業者が多い。  公営の動物園の場合は、地方自治体の人事部局が採用試験を行っている。地方公務員採用試験で採用する場合と、動物園飼育職員募集として別に試験を行う場合がある。民営や自治体から委託を受けた法人の場合は、独自に採用試験を行っている。いずれの場合も定期採用を行うことは少なく、欠員が生じた場合に募集を行うことが多い。  動物に対する愛情、異常や変化を見逃さない注意力や観察力が必要である。また、地球環境の変化により、多くの動物が絶滅の危機にある現在、絶滅危惧種の保存において動物園が果たす役割は大きく、その役割への使命感も求められる。

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関連する資格はありません

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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 動物園には公営と民営があり、通常の動物園以外に、サルやワニといった特定の動物だけの動物園、サファリパーク、公園の中の小動物園などがある。  かつては男性の就業者が多かったが、現在では女性が増え、男女比が半々となっている動物園もある。  動物相手の仕事であり、夜間の作業や宿直もある。担当している動物の病気や出産、人工哺乳のため、急な夜間や早朝の勤務になることもある。なお、以前と比較すると作業の機械化や装置の自動化が進み夜間の作業は軽減されてきている。  土日祝日の決まった休みはなく、交替で休みを取る。動物園の休園日は、園内で大がかりな作業を行うこともある。  給与については、人間と共通の病気を持った動物を扱ったり、猛獣などの世話など危険を伴う動物を扱っていることもあり、動物園によって、飼育手当などの特殊勤務手当がつく場合もある。  自然への関心の高まりに伴って飼育員の入職希望者は多いが、動物園の数はほぼ一定しているため、募集人数は限られている。

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統計データ

動物園飼育員が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「動物飼育員(家畜・家きんを除く)」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

データ表示対象地域を選択(就業者統計データおよび求人統計データの都道府県別の数値が表示されます。)
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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
154,470
都道府県を選択すると都道府県別の数値が表示されます。

労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
171
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
374.4
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
47.2
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
23.1
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
0.73
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

動物園飼育員が属する産業(生活関連サービス業,娯楽業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断 (出典:令和6年 厚生労働省「労働経済動向調査」)

グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

残業時間(時間外労働時間)や有給休暇取得率、平均年齢など、企業の様々な職場情報を検索・比較したい方はこちら(クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移り、 動物園飼育員が属する産業(生活関連サービス業,娯楽業)で検索ができます)

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