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通訳者

通訳者

職業別名

英語通訳

職業分類

属する産業

学術研究,専門・技術サービス業   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 異なる言語を使う人たちの間に入り、話されている言語を相手方の話し言葉に訳し、相手に伝える仕事である。  ここでは国際会議、放送、商談、法廷などの分野で働く通訳者について記述する。  通訳の方法は大きく3つに分けられる。「adhoc(アドホック)通訳」は、少人数の人が日常的な話をする場合などに、相手の言っていることを相互に伝えるもので、特に決められた通訳の仕方はなく、臨機応変に双方の言いたいことを伝える。  「逐次(ちくじ)通訳」は話し手が一定のまとまりで話し、通訳者がそれまでの分を通訳する、というやり方で話を進めていく。話の内容を覚えていなくてはならないため、記憶の補助として、メモ(通訳ノート)を取るのが普通である。著名な人が講演をするような場合や外交交渉・会議・商談・座談会などに使われ、内容も高度なことが多い。  「同時通訳」は、通訳者が「ブース」と呼ばれる通訳室に入り、発言者の言うことをヘッドフォンで聞きながら通訳していき、会場で聞いている人に伝える方法である。内容を理解し、同時に話さなくてはならないため、高度の集中力を要し、3人くらいのチームを組んで、15分~30分で交代する。使用言語数が多い国際会議や放送通訳の場合などに用いられる。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  文書作成ソフト(Word、一太郎等)、オンライン会議ツール、パソコン

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
69.9 %
交渉や会議などに立ち会って双方の話の内容を正確に訳し、相手に伝える。
61.6 %
少人数の人が日常的な話をする場合などに、相手の言っていることを相互に伝える。
53.4 %
話し手がしばらくの間話したことを記憶して後で通訳するためにメモを取る。
39.7 %
あらかじめ会議や講演のテーマについて調査研究し、予習しておく。
28.8 %
技術研修の場などに立ち会い、機械などの操作手順やメカニズムなどについて通訳する。
27.4 %
講演会などで講師の傍らに位置し、公演の内容を記憶した上で、適切な区切りごとに通訳する。
16.4 %
電子音響システムを使用して講演者の話の内容を聞き、講演に並行して同時通訳する。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。
情報を取得する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
情報を取得する 3.8
継続的に状況を把握する
継続的に状況を把握する 3.4
情報の整理と検知を行う
情報の整理と検知を行う 3.4
設備、構造物、材料を検査する
設備、構造物、材料を検査する 2.2
数値の算出・推計を行う
数値の算出・推計を行う 2.0
クオリティを判断する
クオリティを判断する 2.6
法律や規定、基準を適用する
法律や規定、基準を適用する 2.7
情報やデータを処理する
情報やデータを処理する 2.8
情報やデータを分析する
情報やデータを分析する 2.7
意思決定と問題解決を行う
意思決定と問題解決を行う 2.6
創造的に考える
創造的に考える 2.7
仕事に関連する知識を更新し、活用する
仕事に関連する知識を更新し、活用する 3.6
目標と戦略を策定する
目標と戦略を策定する 2.7
スケジュールを作成する
スケジュールを作成する 3.1
仕事を整理、計画する、優先順序を決める
仕事を整理、計画する、優先順序を決める 3.4
全身を使って身体的な活動を行う
全身を使って身体的な活動を行う 1.8
手と腕を使って物を取り扱い動かす
手と腕を使って物を取り扱い動かす 1.5
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする 1.4
乗り物を運転・操縦する
乗り物を運転・操縦する 1.4
コンピュータを用いて作業を行う
コンピュータを用いて作業を行う 2.6
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する 1.4
機械装置の修理と保守を行う
機械装置の修理と保守を行う 1.3
電子機器の修理と保守を行う
電子機器の修理と保守を行う 1.4
情報の文書化と記録を行う
情報の文書化と記録を行う 2.7
情報の意味を他者に説明する
情報の意味を他者に説明する 3.0
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る 3.2
組織外の人々とコミュニケーションを取る
組織外の人々とコミュニケーションを取る 3.7
人間関係を構築し、維持する
人間関係を構築し、維持する 3.4
他者に対する支援とケアを行う
他者に対する支援とケアを行う 2.6
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける 2.1
対立を解消させる、他者と交渉する
対立を解消させる、他者と交渉する 2.4
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する 2.6
メンバーの仕事量や活動内容を調整する
メンバーの仕事量や活動内容を調整する 2.0
チームを構築する
チームを構築する 2.3
他者の訓練と教育を行う
他者の訓練と教育を行う 2.0
部下への指導、指示、動機づけを行う
部下への指導、指示、動機づけを行う 1.7
他者をコーチし、能力開発を行う
他者をコーチし、能力開発を行う 1.7
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う 2.0
管理業務を遂行する
管理業務を遂行する 2.4
組織の人事管理を行う
組織の人事管理を行う 1.5
資源、資材、財源の監視と管理を行う
資源、資材、財源の監視と管理を行う 1.6

就業するには?

 入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。実績と能力によって仕事を得ることができる、実力本位の世界である。一般的に大学卒業程度の学力は最低限必要とされ、大学、通訳学校、大学院などの通訳養成コースを修了した者が多い。  ビジネス通訳検定(TOBIS)の資格を取ると、仕事を得るうえで有利になることがある。  通訳の仕事をするには、派遣会社に登録して仕事を得るケース、知り合いや各種団体、学校関係から仕事を紹介してもらうケース、企業に雇用されるケースがある。  高度な語学力だけでなく、一般常識、通訳する分野についての背景知識、理解力が求められる。

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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 通訳の場としては国際会議・国際セミナー、外国人との交渉・親善活動、テレビ局や外資系企業などがある。  高度な逐次通訳と同時通訳のできる通訳者は多くない。翻訳家、大学教員、文筆家など他の仕事と兼業している場合も多い。  また、就業者の男女比では、女性が多くなっている。  通訳者は、企業に雇用されている社内通訳者を除き、仕事のあるときだけ現場で業務を行うのが普通である。放送通訳者の場合はほぼ定期的に仕事がある。  報酬は、一日の仕事あたりいくら、という形で支払われる場合が多い。報酬の額には実績や能力によってかなりの幅がある。  いわゆる自動音声翻訳(機械通訳)の精度がAIにより向上してきており、スピードや利便性の観点で活用場面も見られるようになってきた。しかし、話し手側の話し方に左右されること、表情やボディランゲージを把握できないため訳文に感情が表現できないなど課題も多く、今後も通訳者に一定の需要はあると見込まれる。

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統計データ

通訳者が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「通訳」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
309,100
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労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
162
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
551.4
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
41.6
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
23.4
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
0.21
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

通訳者が属する産業(学術研究,専門・技術サービス業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断 (出典:令和6年 厚生労働省「労働経済動向調査」)

グラフの数値が大きいほど、労働者が不足と判断している。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

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