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図書館司書

図書館司書

職業別名

司書

職業分類

属する産業

教育,学習支援業   (クリックすると別サイトのしょくばらぼへ移ります)

どんな仕事?

 「司書」とは、図書館法が定める公立図書館の専門職員を指すが、そのほかの図書館や資料室で専門的な仕事に就いている人たちにも一般にこの名称が用いられている。図書館や資料室で資料を収集・整理・保存し、資料や情報を提供、情報を求める人の手助けをする。  図書館に置く本や雑誌、CDやビデオなどの映像資料を選定し、それを探すための目録を整備、資料がいつも順序よく並んでいるように管理し、貸出やコピーサービスをする。図書館利用者の調べものについて支援したり、資料相談にのることも司書の仕事である。  図書館には、公立図書館、学校図書館、大学図書館、専門図書館、国立国会図書館などの種類があるが、それぞれ仕事の内容は多少異なる。  公立図書館では、子どもや障害のある人へのサービスや移動図書館車の運営など地域社会へのサービス、学校図書館では「調べ学習」への対応が重要になっている。また、大学や短大の図書館では、研究用にデータベースから情報を探すサービスが盛んに行われている。  コンピュータによる目録作成、資料の貸出、情報検索などの普及もあり、端末の操作も必要である。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等  文書作成ソフト(Word、一太郎等)、図書館システム・管理ソフト、パソコン、ラベル・フィルム

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[ 動画 ]

タスク(職業に含まれるこまかな仕事)

実施率
タスク内容
89.3 %
返却された資料を元の棚に戻し、棚の配列を整理する。
89.3 %
カウンターで利用者に対し、資料の貸出、返却の手続きをする。
85.3 %
利用者が本や情報資料を探す際の手助けをする。
82.7 %
利用者に図書館の利用方法や資料の配列を説明する。
81.3 %
利用者の求めに応じて、資料に関する情報を調べ、提供する。
76.0 %
カウンターで利用者に対し、貸し出しカードの作成と個人の情報の登録をする。
73.3 %
破損した資料を修理する、もしくは開架から取り下げる。
69.3 %
利用者からの資料の予約を行い、予約された本が入手できたら連絡する。
62.7 %
新しく入った資料にコードの割り振りやカバーかけなどの加工をする。
61.3 %
返却期限を過ぎた書籍のリストを作成し、利用者に連絡する。
56.0 %
利用者別の図書のイベントや特集を組み、展示用資料を収集・整理する。
54.7 %
図書館の資料を分類・コーディングし、コンピュータに登録して目録を作成しコンピュータで管理する。
54.7 %
新しく入れる図書や雑誌を決め、発注する。
25.3 %
図書館資料をファイルやフィルムの形で保存し、管理する。

仕事の内容

グラフの目盛り

その職業で行う仕事の内容を職業間で比較可能な形で表しています。
情報を取得する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
情報を取得する 3.5
継続的に状況を把握する
継続的に状況を把握する 3.2
情報の整理と検知を行う
情報の整理と検知を行う 3.5
設備、構造物、材料を検査する
設備、構造物、材料を検査する 2.7
数値の算出・推計を行う
数値の算出・推計を行う 2.6
クオリティを判断する
クオリティを判断する 3.1
法律や規定、基準を適用する
法律や規定、基準を適用する 3.2
情報やデータを処理する
情報やデータを処理する 3.4
情報やデータを分析する
情報やデータを分析する 3.0
意思決定と問題解決を行う
意思決定と問題解決を行う 3.2
創造的に考える
創造的に考える 3.2
仕事に関連する知識を更新し、活用する
仕事に関連する知識を更新し、活用する 3.7
目標と戦略を策定する
目標と戦略を策定する 3.0
スケジュールを作成する
スケジュールを作成する 3.3
仕事を整理、計画する、優先順序を決める
仕事を整理、計画する、優先順序を決める 3.6
全身を使って身体的な活動を行う
全身を使って身体的な活動を行う 2.7
手と腕を使って物を取り扱い動かす
手と腕を使って物を取り扱い動かす 3.0
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする
機械、および機械製造のプロセスをコントロールする 2.5
乗り物を運転・操縦する
乗り物を運転・操縦する 1.6
コンピュータを用いて作業を行う
コンピュータを用いて作業を行う 3.8
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する
装置、部品、機器の図面を作成する、配列や仕様を設定する 2.2
機械装置の修理と保守を行う
機械装置の修理と保守を行う 2.0
電子機器の修理と保守を行う
電子機器の修理と保守を行う 2.2
情報の文書化と記録を行う
情報の文書化と記録を行う 3.2
情報の意味を他者に説明する
情報の意味を他者に説明する 3.3
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る
上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る 3.6
組織外の人々とコミュニケーションを取る
組織外の人々とコミュニケーションを取る 3.4
人間関係を構築し、維持する
人間関係を構築し、維持する 3.4
他者に対する支援とケアを行う
他者に対する支援とケアを行う 3.2
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける
他者に対して売り込む、または他者の思考・行動が変容するよう働きかける 2.4
対立を解消させる、他者と交渉する
対立を解消させる、他者と交渉する 2.5
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する
公共の場で一般の人々のために働いたり、直接応対する 3.3
メンバーの仕事量や活動内容を調整する
メンバーの仕事量や活動内容を調整する 3.0
チームを構築する
チームを構築する 2.9
他者の訓練と教育を行う
他者の訓練と教育を行う 2.9
部下への指導、指示、動機づけを行う
部下への指導、指示、動機づけを行う 2.7
他者をコーチし、能力開発を行う
他者をコーチし、能力開発を行う 2.7
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う
コンサルティングと他者へのアドバイスを行う 2.2
管理業務を遂行する
管理業務を遂行する 2.9
組織の人事管理を行う
組織の人事管理を行う 2.2
資源、資材、財源の監視と管理を行う
資源、資材、財源の監視と管理を行う 2.5

就業するには?

 図書館法による「司書(補)」の資格を得るには、大学で司書資格取得に必要な科目を履修するか司書講習を受ける必要がある。通信制で学べる大学もある。  公立図書館や公立大学の司書になるには、地方公務員試験に合格する必要がある。この際、最初から司書(補)の資格を前提にして専門試験を行い図書館に採用する場合と、地方公務員行政職の試験を受けて採用され、図書館に配属される場合がある。また、公立図書館の場合、地方公共団体から図書館業務を受託している企業に就職して図書館の司書として勤務するケースもある。  学校図書館で学校司書として働くには、各地方公共団体の定める、司書資格や司書教諭資格、教諭免許状、相当実務経験等の資格要件を満たしたうえで学校司書の募集に応募して採用される必要がある。なお、学校図書館の司書教諭には主幹教諭、指導教諭又は教諭が充てられる。  国立大学図書館の場合は、大学法人が行う採用試験、私立大学では職員の採用試験を受ける。司書の仕事を行う上でまず必要なのは図書館情報学の知識であり、コンピュータや外国語に強ければ一層有利である。広範で多量の資料に目を通し、正確に分類・記録するには、知的好奇心や記憶力、反復して分類作業を行う持久力も必要である。

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司書    司書教諭
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学歴

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『学歴』を表しています。必須とは限りませんので、詳細は「就業するには」を確認してください。

入職前後の訓練期間、入職前の実務経験

労働条件の特徴

 職場は、公立図書館、大学や短大の図書館、学校図書館、国立国会図書館、企業や研究所、政府機関などが設置する専門図書館などがある。国公立の場合は公務員もいる。  利用者の便宜のため、図書館は夜間や休日も開館することが多いので、夜間勤務、休日出勤、超過勤務が生じるケースもある。夜間・休日に開館している図書館では、多くの場合、シフト制や交替制を採用している。  就業者のうち、女性が約9割となっている(2021年時点*)。  就業場所は図書館内がほとんどだが、公立図書館の場合、移動図書館として車に乗務したり、他の施設を巡回したりする場合もある。  図書や資料の整理、運搬といった体力を必要とする作業もある一方で、コンピュータの利用など業務の効率化も進んでいる。 *文部科学省 社会教育調査(令和3年)

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統計データ

図書館司書が属する主な職業分類(厚生労働省編職業分類の「図書館司書」等)に対応する統計情報です。

※「統計データ」は、必ずしもその職業のみの統計データを表しているものではありません。各統計データで使用されている職業分類の詳細については職業分類対応表をご覧ください。

※各統計データに関する留意事項についてはこちらをご覧ください。

※関連団体等が別途就業者数等を公表している場合は「労働条件の特徴」本文中に記載されていることがあります。

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就業者統計データ

就業者数

(出典:令和2年国勢調査の結果を加工して作成)

全国
31,080
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労働時間

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
162
時間
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賃金(年収)

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
551.4
万円
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年齢

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

全国
41.6
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賃金分布(グラフ)※全国のみ

(出典:令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)

ハローワーク求人統計データ

求人賃金(月額)

(令和5年度)

全国
18.4
万円
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有効求人倍率

(令和5年度)

全国
0.15
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一般的な就業形態

この職業で実際に働いている人が多いと感じる『就業形態』を表しています。

産業景況データ

図書館司書が属する産業(教育,学習支援業)の産業別景況動向をグラフで見ることができます。(産業全体の景況動向はこちら

労働者過不足判断

グラフはありません。

法人企業景気予測 (出典:令和6年 内閣府・財務省「法人企業景気予測調査(BSI)」)

グラフの数値が大きいほど、景気が上昇と予測している。

職場情報の検索・比較

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